神奈川県警ストーカー摘発3倍超 川崎の女性殺害受け体制強化か
神奈川県警が2025年中、ストーカー事案を巡りストーカー規制法違反や傷害容疑などで摘発した件数は計224件で、24年の3倍超だったことが6日、県警への取材で分かった。ストーカー被害を訴えていた川崎市の岡崎彩咲陽さんが殺害された事件を受け、事態の深刻化を防ぐため体制を強化した影響があるとみられる。
24年の摘発件数は計66件だった。25年の摘発の内訳はストーカー行為をしたなどの規制法違反が52件。規制法以外の摘発は傷害や住居侵入などが172件だった。ストーカー規制法に基づく行政措置「禁止命令等」は179件で、24年の73件から2倍超となった。
相談なども1817件で24年の996件から増加していた。25年分はいずれも県警が集計した暫定値。担当者は「被害者の安全確保のため、さまざまな法令上の措置を幅広く検討した」としている。
岡崎さんは24年末に行方不明になるまでストーカー被害を度々県警に相談していた。25年9月に県警が公表した検証報告書は、事案の危険性を過小評価し安全確保措置が遅れたとした。
