イラン最高指導者ハメネイ師死亡 シーア派大国37年間統治
【ワシントン、エルサレム共同】イランに対する大規模攻撃をイスラエルと共に開始した米国のトランプ大統領は2月28日、イランの最高指導者ハメネイ師(86)が死亡したとSNSに投稿した。国営イラン通信も認めた。ハメネイ師は1979年の革命を率いた建国の父、ホメイニ師の後継として89年に就任、政教一致のイスラム教シーア派大国イランを約37年間統治。イラン革命体制は深刻な危機に直面した。
ロイター通信はイラン国営メディアを引用して、ハメネイ師の娘や孫らが攻撃で死亡したと報じた。イスラエル軍はイランのナシルザデ国防軍需相や革命防衛隊の司令官ら7人を殺害したと発表した。
トランプ氏は投稿でハメネイ師が「史上最も邪悪な人物の一人」で「(死亡は)イラン国民だけではなく米国人や世界各国の人々にとって正義だ」とした。「イラン国民が自国を取り戻す最大の機会だ」と述べた。
ハメネイ師はシーア派の聖地マシャド生まれ。60年代から親米王制の打倒運動に参加した。革命防衛隊などの保守強硬派を権力基盤に革命体制の存続に尽力した。
