家を建てるなら何歳が正解?→「30~34歳」が最多に 家を建てたタイミングについての後悔は?

マイホームの購入を検討する際、多くの人が頭を悩ませるのが「家を建てるベストなタイミング」や「年齢」「住宅ローン」のリアルな問題です。株式会社AZWAY(東京都豊島区)が運営するハウスメーカー・工務店の比較サイト『イエベース』が実施した「家を建てたタイミング」に関するアンケート調査によると、家を建てた時期やその後のリアルな実態、そして実際に経験したからこそ分かる後悔やアドバイスが浮き彫りになりました。

調査は、注文住宅を建てた経験がある20~70代の男女298人を対象として、2026年6月にインターネットで実施されました。

なお、家を建てたときの年齢の内訳は、20~29歳(89人)、30~34歳(113人)、35~39歳(65人)、40~44歳(19人)、45~49歳(7人)、50歳以上(5人)となっています。

調査の結果、家を建てたタイミングについて、「ベストなタイミングだったと思う」とした人は65.4%で最多となりました。

一方で、「もう少し早く」(19.5%)、あるいは「もう少し遅く」(8.4%)と感じている人も3割弱おり、家づくりの時期選びにはやはり一定の難しさがあることがうかがえます。

これを年齢別で見ると、20代は「ベストだった」(77.5%)が高くなったのに対して、30代では「もう少し早く建てればよかった」が36.9%、40代以上では41.9%に上り、年齢が上がるにつれて、ローン完済までの期間や家賃の支払い期間を意識し、「早く建てればよかった」と感じる傾向が見られました。

実際に「家を建てたときの年齢」を見ると、「30~34歳」(37.9%)が最多に。次いで「20代(~29歳)」(29.9%)、「35~39歳」(21.8%)と続き、20代から30代前半で全体の7割弱を占める結果となりました。

また、「家を建てるタイミングの決め手」については、「結婚・家族構成が固まったタイミング」(22.5%)、「子どもの進学・学区のタイミング」(20.5%)、「賃貸の家賃がもったいなくなったタイミング」(19.8%)といった、日々の暮らしに直結するライフステージの変化がランクインしました。

一方で、「住宅ローンの金利状況」(2.7%)などを直接の決め手にする人は少数派で、外部環境よりも「家族の暮らしの節目」を最優先に行動している人が多いようです。

さらに、「家を建てたタイミングに関する後悔や気になる点」を聞いたところ、「収入・貯蓄がまだ十分でない段階で建ててしまった」「もっと慎重に場所・立地を選べばよかった」(いずれも21.1%)や「ローン完済年齢が思ったより遅くなった」(17.4%)が挙がったものの、最も多かった回答は「特に後悔はない」(34.2%)で、「ベストなタイミングだった」と答えた人に限ると49.7%を占めました。

一方、「もう少し早く建てればよかった」とした人では、「ローン完済年齢が思ったより遅くなった」が43.1%、「建てるのが遅くなり、家賃を長く払い続けた」が34.5%でした。

反対に「もう少し遅く建てればよかった」とした人では、「もっと慎重に場所・立地を選べばよかった」が60.0%、「収入・貯蓄がまだ十分でない段階で建ててしまった」が44.0%となっています。なお、この「もう少し遅く建てればよかった」と回答した人は25人のため、参考値です。

次に、「住宅ローンの完済予定、または完済した年齢」について聞いたところ、「60~64歳未満」(28.9%)、「65~69歳未満」(25.8%)、「70歳以上」(22.1%)が上位に挙がり、「65~69歳未満」と「70歳以上」を合わせると約半数が65歳以上での完済となりました。

家を建てた年齢別では、20代で建てた人の場合、「70歳以上」が4.5%だったのに対し、35~39歳で建てた人では41.5%と大きな差が見られ、借入時の年齢が定年後のライフプランに大きく影響を与えていることがうかがえました。

また、「住宅ローンの返済状況」については、「返済中で、少し心配だがなんとかなると思う」(43.6%)、「返済中で、完済年齢が遅すぎて不安を感じている」(21.8%)、「返済中だが、完済年齢も含めて問題ないと思う」(15.4%)といった回答が挙がり、家を建てたこと自体を肯定的に捉えている人が多い一方で、住宅ローンについては、返済期間や完済年齢に不安を感じている人も一定数いました。

住宅ローン金利や建築資材の価格、補助金・税制優遇など、家を建てる時期には社会や経済の変化も影響します。

そこで、「家を建てたタイミングに影響した外部環境」について聞いたところ、「住宅ローン金利の変化」(25.8%)や「資材・建材の価格高騰」(23.2%)が挙げられた一方で、「特になし」(39.9%)が最多となりました。

では、家を建てた後、暮らしや価値観にはどんな変化があったのでしょうか。

この質問には、「持ち家という安心感が生まれた」(51.0%)が最多となったほか、「子どもの生活環境が整って安心できた」(39.3%)、「収納・片付けがしやすくなってストレスが減った」(35.6%)など、暮らしの安定に関する変化が上位となりました。

最後に、これから家を建てる人に「家を建てるタイミングについてアドバイスするとしたら、何を伝えたいか」を聞いたところ、「ローン完済年齢を必ず計算してから決断する」(22.8%)、「『いつでもいい』ではなく『希望の時期』を自分で決める」(20.5%)、「家族構成がある程度固まってから検討する」(18.1%)といった回答が上位に挙がりました。

調査結果から見えてきたのは、家づくりのタイミングは「これが正解」と一概に言えないものの、家族構成の変化や子どもの進学といったライフステージを軸にしつつ、無理のないローン返済計画を立てることが何より大切だということです。

焦って資金不足のまま建てたり、逆に遅すぎて定年後までローンを背負ったりしないよう、自分たちのライフプランに合わせた最適なタイミングをじっくり見極めていきましょう。

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【出典】

▽イエベース/家を建てた年齢は「30~34歳」が最多、注文住宅経験者に聞いたタイミングと住宅ローンの実態調査

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