ノリで注文した二郎系ラーメン 胃袋限界で絶望するサラリーマン 「代わりに食いましょうか?」爆マシ完食した隣席の若者に惚れた【漫画】
たまたま入ったラーメン屋さんで「普通盛りなのに思ったより麺の量が多かった」「食べきれなかったらどうしよう…」と葛藤したことはありませんか。そんな日常の1シーンから始まる作品『ラーメン屋に並ぶお兄さん達をBLにしたい話』(作:はちみつパンさん)が、X(旧Twitter)で注目を集めています。
それは、とあるサラリーマン(以下、リーマン)がラーメン屋で、いわゆる二郎系ラーメンのような大ボリュームのラーメンを注文した時のことです。彼は途中まで順調に食べ進めるものの、数十分後には完全に箸の動きが止まってしまい「無謀だった…」と絶望します。どうやら「今の自分なら若い頃のように完食できる」という根拠のない自信から、このラーメンを注文してしまったようです。
彼に残された道は、ラーメンを残して鬼店主に怒鳴られるか、無理やり全部食べて社会的に失敗してしまうかの2つに1つ。そんなことを必死に考えている彼に、隣の席に座っていた男性が「かわりに食いましょうか……?」と訊ねます。予想外の申し出に、リーマンは「…は?」と声に出して驚くのでした。
男性はリーマンと同じタイミングで入店し、リーマンよりもさらに大盛りの爆マシラーメンをすべて食べきっていました。そしてリーマンが回答する前に、彼の前にあったどんぶりを手に取った男性は、彼の残したラーメンをひとくちで平らげます。
その後、店を出た男性にお礼を言ったリーマンは、そのままの流れで会話をすることに。そのなかでリーマンは「こんな失態さらしたとなれば残念だけど引退したほうがよさそうだ」と今後は来店そのものを控えようとします。これに対して男性はリーマンが残したら、自分がまた代わりに食べると提案します。
最初はこの男性が優しいのかと思ったリーマンですが、その後の会話で「なんならオニーサンも爆マシ頼んでいいですよ。そしたらもらえる量増えるんで…」と言ったことで、ただお腹いっぱいに食べたいだけだと分かり、リーマンは愕然とするのでした。
読者からは「食でつながる独特な距離感」「なかなかBがLにならないもどかしさがいい」などの声があがっています。そんな同作について、作者のはちみつパンさんに話を聞きました。
■自分が残してもコッソリ食べてくれる人がいたら行けるのにな
ー漫画の冒頭、ガッツリ系ラーメンを食べるときに食べきれなくなって困る……というシチュエーションはとても共感しやすいです。これは、先生自身の経験からきた部分があるのでしょうか?
はい。胃が弱ってる時にたまたま通りかかった「ラーメン二郎」の列を見て「自分が残してもコッソリ食べてくれる人がいたら行けるのにな」と思ったことがきっかけです(※食べきれる量を注文することが大切です)。でも実際食べ残して知らない人から「代わりに食いましょうか?」と言われたらなかなか怖いです(笑)。
ー先生はラーメンがお好きなのでしょうか?もしお好きでしたら、どのような種類のラーメンが好きか、教えてください。
もちろん大好きです!
好きな種類はたくさんありますが、昔ながらの中華そばに落ち着きがちです(ちぢれ麺のものがとくに好きです)。でもその日の気分によってさまざまな種類から選べるのがラーメンの魅力かなと思います。食べきれる自信があればもっと二郎に行きたいのですが…!
ー同作を描くうえで心がけていることはあるのでしょうか?
「この2人の関係っていったいなんだろう?」と想像していただける余地を最初から最後まで残すようにしました。相手に向ける感情の質がそれぞれ違ったとしても互いが一番大切な存在であることには変わりありませんし、それが成り立つ関係性を「ブロマンスとBLの中間くらいの雰囲気」の中で食べ物を交えつつ表現出来たらいいなと思って描きました。
(海川 まこと/漫画収集家)
