「夏は2カ月くらいが理想」なのに現実は3.7カ月…6割が「今の夏は好きではない」 猛暑で外出・買い物にも変化

猛暑が続く近年の夏。「昔よりも夏が長くなった」と感じている人も多いのではないでしょうか。総合マーケティングリサーチ会社の日本インフォメーション株式会社(東京都中央区)が実施した「~長くなる夏で、変わる暮らし~『夏』に関する意識調査2026」から、理想と現実のギャップや、長引く夏に対する生活者の複雑な本音を探ります。

調査は、全国の20~60代の男女1180人を対象として、2026年7月にインターネットで実施されました。

調査によると、「現在、夏だ」と感じる期間は平均「3.7カ月(6月~9月が中心)」。一方、理想とする夏の期間は平均「2.0カ月(7月~8月)」となり、現実の夏は理想よりも1.7カ月長いという実態が明らかになりました。

この“長すぎる夏”に対して、「現在の夏が好き」と答えた人はわずか21.5%にとどまり、61.1%が「好きではない」と回答。さらに、10年前と比べて「嫌いな気持ちが増した」と答えた人は68.4%にのぼり、長期化・激暑化する夏に対してネガティブな感情を抱く人が大半を占めています。

なお、北海道エリアでのみ「好き」(46.2%)が「嫌い」(38.5%)を上回り、「嫌いな気持ちが増した」も48.1%と半数を下回りました。

次に、「暑さ対策商品”の認知率」を調べたところ、「日傘」(69.9%)が最も高いものの、認知者中の利用経験は58.4%とやや低めに。

利用者中の最近1~2年の利用開始率が高かったのは、「冷却ベスト」(61.5%)や「ペルチェ素子搭載電動ネッククーラー」(56.5%)、「ファン内蔵ウェア」(52.1%)などの夏向けの食品類が上位となりました。

食品では「冷製麻婆春雨」(56.5%)、「冷やしカップ麺」「凍結しためんつゆ」(いずれも51.4%)など、暑い季節でも食べやすい商品が挙げられました。

暑さ対策のスタイルにも変化が見られました。

男性が「日焼け止め」を利用することについて、54.6%がポジティブな反応を示しました。「日傘」についても52.3%が肯定的に捉えています。

一方で、「オフィスで男性がショート丈パンツを着用すること」へのポジティブな反応は31.6%にとどまり、日焼け止めや日傘に比べると、まだ受け入れに差があるようです。

ただし、ショート丈パンツについては若年層ほど肯定的な傾向があり、男女とも若い年代では4割前後がポジティブに回答しました。

子どもの暑さ対策では、「日焼け止め」の利用に57.8%、「日傘」の利用に53.8%がポジティブな反応を示しました。

一方、子どもの「サングラス」利用について肯定的だったのは44.2%で、日焼け止めや日傘と比べると、やや低い結果となっています。

長い夏は、家計にも影響しています。

夏ならではの支出について、「節約する」と回答した割合が最も高かったのは「旅行・レジャー費」(46.2%)を筆頭に「衣類・ファッション費」(36.6%)や「美容・パーソナルケア費」(36.5%)でも節約傾向が見られました。

一方で、「節約したいけれど、実際には難しい」とされた支出で最も多かったのは「電気代」(58.5%)。そのほか、「水道代」(52.7%)や「食料品費」(48.0%)なども削りにくい項目となっており、猛暑によってエアコンなどの使用が増える一方、生活に必要な光熱費は簡単には抑えられないという、夏ならではの家計のジレンマが浮かび上がりました。

最後に、「夏の暑さによる生活への影響」を調べたところ、「外出の際の行動範囲が狭くなる」(58.0%)や「買い物や外出頻度が減る」(56.5%)が上位に挙がり、暑さが外出行動に大きな影響を与えていることがわかりました。

一方、「お惣菜や出来合いの料理を買うことが増える」(33.5%)や「電子レンジ調理が増える」(33.7%)など、食事や調理への影響は、いずれも3割台前半にとどまりました。

また、暑さによる生活への影響は、全般的に男性より女性のほうが高い傾向が見られました。

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【出典】

▽日本インフォメーション(株)調べ/~長くなる夏で、変わる暮らし~「夏」に関する意識調査2026

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