木の中に観音様!? Googleマップで見つけた「令和観音」が衝撃的 生きている幹に彫られた姿に「何だこれは…」

「グーグルマップで見つけて気になった『令和観音』。観音様が木に直接彫られてた。木から出てきたみたいでインパクトがすごい」

そんなコメントとともに投稿された写真が、Xで話題になっています。投稿したのは、Xユーザー・ホウロクさん(@houroku_7729)。神社仏閣巡りや旅先で気になったもの、民俗学、生き物などに関心を持ち、その魅力を発信しています。

注目を集めたのは、茨城県桜川市真壁町塙世にある「令和観音」。大きな樹木の幹に観音菩薩の姿が直接彫り込まれており、まるで木の中から神仏が現れたかのような神秘的な造形が印象的です。自然の凹凸や樹皮の質感を生かした彫刻は、樹木と見事に調和し、訪れる人々に強いインパクトを与えています。

この観音像を制作したのは、同地に住む石彫仏師・佐藤新治さん。観音像のそばには、疫病退散の象徴として知られるアマビエの石像も設置されています。今回の投稿について、ホウロクさんにお話を伺いました。

■地図から始まる発見の旅 神社仏閣巡りの奥深い魅力

ーー「グーグルマップで見つけて気になった」とのことですが、見つけるまでの経緯や、実際に現地でご覧になったときの第一印象、感想を教えてください。

「この日は、出かけた帰りにどこか寄る場所はないかなと、何気なくグーグルマップを見て探していたんです。すると“令和観音”という見慣れない文字を見つけ、興味が湧いたので行ってみようとなりました。実際に現地に到着して視界にとらえた瞬間は衝撃的でした。生きている木に仏像が彫られているのは初めて見ましたし、不思議なビジュアルも相まって『何だこれは……』というのが正直な感想でしたね」

ーーほかにも色々足を運ばれていますね。どのように見つけているのでしょうか。

「普段こういう場所に行く時は、最初から地図で探すというよりも、あらかじめ情報収集してから行くことがほとんどですね。ネットで検索するほか、その地域の民俗誌を読んでみたりすると、思いがけないものが見つかったりするので、かなり役立ちます」

ーー「神社仏閣巡り」や「民俗学」に興味を持つようになったきっかけや、どのような点に魅力を感じているのか教えてください。

「もともと神社にはよく行っていたのですが、最初はなんとなく雰囲気がいいからという理由でした。そこから徐々に神社の由緒や、それに連なる伝承・信仰などに関心を持ち始めました。そして、それらが地域によって多種多様であることに魅力を感じ始め、そこが民俗学に興味を持ったきっかけかなと思います。そういう目線で各地を巡ると、その土地の特色や時代背景が見えてくるので面白いです」

ーー過去に訪れたなかで、とくに印象に残っている場所はありますか。

「昨年、出雲に行ったのですが、出雲地方には藁で作られた蛇を木に巻き付けて祀る独特な信仰があって、神社を巡っていると当たり前のようにその藁蛇がいるんですよね。こうした地域に根付いた信仰は興味深く、とても印象的でした」

ーー今後、訪れてみたい場所を教えてください。

「秋田に行ってみたいですね。鹿島様と呼ばれる巨大な道祖神人形を見たいのと、なまはげも一度は現地で見てみたいです。あとは各地に点在するさまざまな民俗行事を見てまわり、さらに見聞を深められたらいいなと思っています」

日本の多様な文化や信仰の奥深さを、ホウロクさんのように新たな視点で見つめ直すとき、これまで見過ごしてきた魅力が、瑞々しい驚きとともに目の前に広がっていくことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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