話が脱線してしまって、進まない……「話を戻しますけど」よりも使える、夫が放った「神フレーズ」とは?
相手と楽しく話しているうちに、気づけば「あれ、今なんの話をしてたっけ?」と会話が迷子になってしまった経験はありませんか。そんなとき、会話をどう戻せばいいか迷ってしまうものです。漫画家のB.B軍曹さんが投稿した作品『秒で心を掴む夫の話し方』で描かれている脱線してしまった会話の戻し方がSNSで注目を集めています。
それは、とある日に作者とその夫が、他人と話している時のことです。作者は相手と話しているうちに、いつの間にか話が脱線したことに気づきます。作者自身、筋道を立てて考えるのが得意ではなく、アイディアは次々と浮かぶものの話が発散しやすい性格です。それゆえに話がいつの間にか脱線してしまう事が多いのでした。
そんな時、自分から話を振っておいて、もとの話に戻したいとは言いづらいものです。どう言って話題を戻そうか考えている作者の横で、夫は「今のお話を聞いて思い出したんですけど」と言って、自然に元の話に戻しました。作者はこの言葉を聞いて「それだ」と思い感心します。
読者からは「スマートな切り替え!素晴らしい」「うまいな~真似しよ」など称賛の声があがっています。そこで同作について、作者のB.B軍曹さんに詳しく話を聞きました。
■「話を戻す」のではなく「流れを作る」
ー会話が脱線し始めてどのタイミングで気づくのでしょうか?
話している途中で、「あれ~?何の話だっけ?」って途中で気づく感じです。最初の目的を忘れたり、話が広がりすぎていたり、相手が少しだけ困った顔になるなどが起きた時です(笑)でもその瞬間に「話戻しますね」と言うと、急にぎこちなくなったり。だから、会話の戻し方ってすごく大事だなと思っています。
ー「今のお話を聞いて思い出したんですけど」と言われた時どのように感じましたか?
めちゃくちゃ安心しました(笑)「話を戻しますけど」だと、申し訳ない気持ちになる。でも「今の話を聞いて思い出したんですけど」だと、ちゃんと聞いてくれていて話を否定されてないので、自然に次に進めるんです。同じ話に戻しても、こんなに受け取り方が違うんだと驚きました。
ー「今の話に絡めて前の話に戻す」ポイントがあれば教えてください。
難しいテクニックはなくて、やっていることはシンプル。「いきなり戻さない」ということですね。いったん話を聞き終えてから戻すですね。「その話聞いてて思い出したんですけど」「今の話って、さっきの話にも繋がりますね」と言う感じ。
人って、話を止められると一気に冷めるけど、つなげてもらえると「ちゃんと聞いてくれてる」と感じる。だから会話がうまい人って、戻してるんじゃなくて流れを作り直してるだけなのかなって、最近痛感します。これができると、相手は気持ちよく話し続けられるし、結果的に本題にもちゃんと戻れる。「心を掴む話し方」って、特別な言葉じゃなくて相手の話を聞いてるからこそなんだと思います。
(海川 まこと/漫画収集家)




