妻のメンタル安定は夫の全力肯定から 「絶対に否定されない場所がある」安心感がもたらすものとは【漫画】

長く一緒に過ごしている夫婦の間では、互いの支え方にそれぞれの形があります。中には「否定を一切せず、全力で肯定し続けてくれる」ことで心の安定を得ている方もいるでしょう。そんな夫婦の在り方を描いた作品が、伊藤ぽんぽこさんの『私がメンタル安定してるのは、「旦那の肯定」の賜物です』です。

物語は、20歳の頃から共に歩んできた夫婦の日常を切り取ったもの。11年以上、旦那さんと一緒に過ごしている伊藤さんは、ある時ふと「自分が精神的に安定しているのは夫の肯定のおかげだ」と気づきます。伊藤さんは過去を振り返ってみると、自身が提案する「やりたいこと」や「ほしいもの」、「働き方」や「育児の休息」のすべてを肯定してくれていました。

絶対に否定されない場所があるという安心感は、想像以上に大きな支えになります。旦那さんからの日常的な肯定があるからこそ、伊藤さんは平穏に暮らし、前向きな気持ちで毎日を過ごせていると感じたのでした。

同作がX(旧Twitter)に投稿されると、「うちの夫もこんな感じ。肯定を素直に受け取れる自己肯定感欲しい」や「うちの夫もこれだわって気づいた…結婚してから圧倒的に褒めてもらってる感謝~」など、夫からの肯定に救われていると共感する声が多くあがっています。また夫婦間家に限らず、「うちの元理事長も私のやることを絶対に否定しないので、本当にありがたい」というように、家庭以外のパートナーからの全肯定スタンスに感謝する声も。そんな同作について、作者の伊藤ぽんぽこさんに詳しく話を聞きました。

■配偶者は、“影響を強く受ける相手No.1”

ー「肯定」によって精神が安定していると気づいたんですね。

ある時ふと、結婚前よりも“生活”が安定したなと思ったんです。以前は精神の揺れから甘いものを食べまくってしまい太ったり、心がギスギスすることも多かったです。結婚してからはそんなことがなくなり(相変わらず甘いものは大好きですが笑)、基本的に“凪”な気持ちで過ごせています。

ー旦那さんの「肯定」を受けることで、考え方や行動に変化が?

私自身も、周りを「肯定」していこう、と思うようになりました。たとえば、近くに「困っている人」がいたとして、以前は「声をかけても断られたらどうしよう」と躊躇して声をかけないで後からモヤモヤしてしまうこともあったんですが、この「困ってる人を助けるところ」を旦那によく肯定してもらっているからか、今では考える前に動けるようになりました。

ー「絶対に否定されない場所がある」という安心感はどのような影響を与えましたか?

周りの目が気にならなくなった結果、新しいことにも挑戦しやすくなりました。インスタグラムでの日常・育児漫画も、一人目を妊娠中に旦那からiPadをプレゼントしてもらったことがきっかけで始めたんですが、実は親族も友達も会社の方もみんな知ってるアカウントなんです。自分の考えをおおっぴらに発信できるようになったのは、旦那の“肯定パワー”のおかげだなと思っています。

ー「もし結婚するつもりなら自分を肯定してくれる人を全力でおすすめしたいな」という言葉には、どのような思いが込められていますか?

人間は周りにいる人間の影響を、とても強く受けると思っています。四六時中一緒にいる配偶者は、“影響を強く受ける相手No.1”。だからこそ、自分を肯定してくれて、安心できる場所になってくれて、朗らかに生きていけるような、そんな配偶者を選んでほしいなと思いました。

ー同作で最も伝えたかったことは?

「肯定してくれることの大切さ」と「旦那へのありがとうの気持ち」です。私自身が旦那のように、相手を全力で肯定することがまだまだできていないなと思ったので、自分への戒めの気持ちも込めていたりします。笑(読者の方には、もう“読んでいただけてありがとうございます!”の気持ちでいっぱいです)

(海川 まこと/漫画収集家)

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