現役稼働している手動扉式エレベーターがSNS上で大きな注目を集めている。

「すげぇ…

マジで神保町に手動でドアを開けるエレベーターあった…

人生初体験だよ… 」

とその模様を紹介したのはぶたごりらさん（@buhibuhiuhohoho）。

ピンクに塗られた鉄のドアを手で開けると、さらにもう一枚アコーディオン式のドアが。ぶたごりらさんが訪れたのは東京・神保町の振天堂ビル。1962年に建てられた6階建てのビルで、おそらくその当時からのエレベーターがメンテナンスを経て現在も使用されているのだ。

ぶたごりらさんにお話を聞いた。

ーー今回、振天堂ビルを訪れた経緯は？

ぶたごりら：先日このエレベーターを紹介するポストが流れてきまして、職場も近いので昼飯がてら見に行こうと思い訪問いたしました。そのポストでも正確な場所が明記されていなかったので、チラッと映るエレベーター内ボタンに書いてあった店舗名でアタリを付けて行ってみたのですが、まさか本当にあるとは思わず驚きました。

ーー使用した感想を。

ぶたごりら：ゆっくり動き出したり止まるではなく、いきなり動いたりビタっと止まったりなど、あまりにも単純な仕組みで動いているので驚愕しました。そのくせエレベーターが来てないとドアが開かないなど、最低限のフェールセーフはあるんだなと感心しました。いまだにメンテしているのも凄いと思います。

ーー投稿に大きな反響がありました。

ぶたごりら：皆さんの感想を見てても意外とカレー屋さんのおかげで有名なエレベーターなんだなと思いましたし、業務用ではまだそこら中にあるんだなとわかりました。一番面白かったのは「エレベーター作ってるから、いつも手動」というポストでした（笑）。

◇　◇

SNSユーザー達から

「60年ほど前、通院してた病院がコレやった」

「神戸で手動で止めるエレベーターなら見た事ある 昇降をレバーで動かすやつ ドアを手動で開け閉めするのは倉庫とかだとよくある」

「これ、メンテしている会社のシールが貼ってあるね。 すごいね、年代物なのにメンテ欠かさないって」

など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。振天堂ビルには飲食店などさまざまなテナントが入居している。ご興味ある方はぜひそれらの利用がてら足を運んでいただきたい。

（まいどなニュース特約・中将 タカノリ）