2022年の”超ラッキーカラー”は? 手帳プロデュースのアン ミカさん「明るい色でポジティブに」

 モデルでタレントのアン ミカさんが2022年の手帳「ポジティブ手帳2022」をプロデュースしました。ページをめくるごとにアン ミカさんのポジティブワードが週替わりで登場するとあって、発売翌日にはAmazon売れ筋ランキングの第1位にランクイン。アン ミカさんはまいどなニュース編集部の取材に応じ「ボジティブの押し付けではなく、一つの手帳として便利で使いやすいところにこだわっています」とし、10代後半から続ける手帳術や来年50歳を迎える心境なども明かしました。

■高校生の頃から手帳好き

 アン ミカさんの手帳術の原点は高校生の頃にさかのぼります。

 「高校の時から手帳に書くということがすごく好きだったんですよね。でもその場できれいに書きまとめられない性格で、授業中のノートもきれいじゃなかったタイプなんです(笑)。だから家に帰って定規を片手に、1日を振り返りながら、起こったことを全部きれいにまとめて書き込んでいました」

 大人になってからはスマートフォンのスケジュールアプリと、市販の手帳を並行して使用。仕事の予定はスマホで管理し、紙の手帳の月間ページは当日の夜、起こったことをまとめて書くという独特な使い方を続けているそうです。

 「基本、未来のことはスマホの計画表に入力しています。手帳の月間ページのスケジュールはその日の夜に書きます。後から見てすごくきれいにしたいタイプなんです。1日を振り返りながら、今日はこういう仕事があったなとまとめていく時間が大好きです。日記と手帳の間のような存在です。1日の終わりの頭の整理にもなります」

■メモ欄には覚えておきたい言葉がびっしり

 目の前の相手への気遣いのために手帳が役立つシーンもあるようです。

 「人とお会いしたとき、今のいいな、覚えておきたいなという言葉はその場で手帳のメモ欄にうわーっと書きます。人と話しながらスマホのメモの機能に入力するのは失礼かなと思い、手帳にしっかり書き留めます。だから自由に書き込める方眼ページとかをいっぱい使うんですよ」

 ちょっと意外な一面も垣間見せました。

 「人の話を聞きながら頭の中で整理して書くことがいっさいできないんです。ぐっちゃぐちゃなんです。頭の中で整理して書くことが苦手なタイプなんです。昔からノートをまとめるのも苦手で、雑に書きなぐってしまうタイプで。そんなグダグダな私がまとめやすい、大ざっぱな人でも使いやすいように作りました」

■欲しかった機能を全部詰め込んだ手帳

 今回プロデュースした手帳は、年間、月間、週間ページの他、自由に書き込める方眼ページなども充実。使いやすい手帳を追い求めたアン ミカさんの理想が全部詰まっています。また、アン ミカさんからのアドバイスの言葉も随所にさりげなく散りばめられています。

 「ボジティブの押し付けではなく、一つの手帳として便利で使いやすいところにこだわっています。ポジティブ用語も濃い字じゃなく、使っていてさりげなく目に入るぐらいの色の濃さです。持っていてきれいな、使い勝手がいい、180度開き、方眼のスペースや書くスペースがしっかりある手帳です。紙がすごくすべっとして、ペンも滑って気持ちいい。むちゃくちゃ書きやすいです。あと手帳本体が柔らかい。触っていてものすごく柔らかいです」

 「表紙のオレンジ色は2022年の超ラッキーカラーです。パーンとした明るい色がいいんですよ。やっぱり今の時代には元気が必要かなと」

■ポジティブじゃないときは?

 とはいえ、人生にはうまくいかないときや悩めるときが誰にでも訪れます。そんなときはどうすれば?

 「全然つらいことも書いていいと思います。ポジティブしかダメってわけではなく、そんな自分もちゃんと書いてあげて。それを見返してまた悔しいとか腹が立つ思いを呼び起こすのではなく、それを消していけるような原動力になれば」

 「今回の手帳の中には、今日あったうれしい出来事を書く“Today’s Good&Happy”というスペースがあります。ふと空を見上げたらハートに近い雲があったとか、むっちゃかわいい子どもと目があって笑ってくれたとか、家に帰ったらマンションのエレベーターが1階で待っててくれたとか(笑)。常に幸せを発見する気持ちを育みながら、愚痴を書いても『私、毎日こんなに幸せなことあるんだからいいじゃない』と思えてもいいですし」

■来年50歳「人生の節目というと100歳まで生きるようですが(笑)」

 新しい手帳を入手すると真っ先にすることは「身近な方のお誕生日をどわーっと書きます。大切な人たちの記念日を書くことをいちばん真っ先にするかもしれません」。そんなアン ミカさんの誕生日は3月25日。

 「来年50歳の誕生日を迎えます。人生の節目というと100歳まで生きるようですが(笑)、自分の生きてきた50年に感謝しながら、自分もたくさんの人に感謝を伝えていく年齢になるんだろうなと。後輩に継いでいくとか、まわりにも豊かでゆったりとした中で熟成させたものを伝えていくようになるのかなと漠然とは考えています」

 芸能の仕事は「求めていただくことに役割がある」というアン ミカさん。

 「50になった私に対して、歌ってみませんか、演技してみませんか、小説書いてみませんかなど、求めていただけるんだったら、やってみようかなと思える可能性も掘り下げたいです。やる気満々で、新しいことに何かチャレンジしてみたいし、しみ渡るような優しさで人と接しようという目標もある。大事な人たちとの人間関係も深めていけたらいいなと思っています。私も手帳の中で目標を立てながら、皆さんと一緒に人生を謳歌したいと思っています」

▽ 「ポジティブ手帳2022 365日、アン ミカ思考で幸運体質!」(小学館、税込み1980円)

(まいどなニュース・金井 かおる)

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