これは運命だったの? ペット可のマンションに引っ越したら、3匹の子猫と暮らすことに

好きということを知った神様からの贈り物なのだろうか。北海道に住む伊藤さん、引っ越した先はたまたまペットも飼える物件だった。すると転居後、知人から連絡があり、農家で野良猫が子猫を産み、里親を探しているという。実は、かつて2匹の猫を飼っていた伊藤さん。「いつかもう一度猫を飼えたらいいな」とおぼろげに思っていたが、引っ越しを機に、3匹の子猫と暮らすことになった。

新居探しを続けていた伊藤さんは数か月間、いろいろな物件を内覧したという。間取りや立地の良さが気に入って、現在住んでいるマンションに決めた。そしてそのマンションは、ペットの飼育が可能な物件でもあった。

「たまたまペット可の物件だったのです。物件を決める際、大きなポイントになりました」

そして2020年春、引っ越しが決まった頃、知人を通じて、農家の人が子猫の里親を探しているという話を聞くことになった。

「農地に住み着いている野良猫が子猫を産んだ。飼いたいという人がいたら保護してほしいということでした。生後2カ月くらい。写真には数匹の子猫が写っていました。子猫はたくさんいると聞きましたが、私は2匹迎えようと思っていました」

■畑に住み着いた野良猫の子猫たち

数日後、農家の人が撮影した写真を見ると、前回見た時よりも子猫の数が減っていた。理由を聞いてみると、「おそらくキツネに連れていかれた」のだという。その時点で、子猫は3匹しか残っていなかった。農家の人からは「3匹一緒に保護してほしい」とお願いされた。

「さすがにいきなり3匹は…と思ったのですが、もし私が2匹しか保護しなかったら、きっと残った1匹はまたキツネに連れていかれてしまう。そう思うと、いてもたってもいられず、3匹をすぐに保護することに決めたのです。私が2匹飼って、1匹は里親さんを探すつもりでした」

実際には、農家の知り合いの人が、3匹を一時的に保護。伊藤さんは、その人の家に子猫を引き取りに行った。

自宅まで車で1時間強あったので、帰り道、車での移動時間がストレスにならないか、体調が悪くならないかと心配したが、疲れていたのか車を走らせると3匹ともすぐに眠りについた。家に着いてミルクを少しだけ飲むと、また寝てしまった。

■ごはんの時間になると3匹いっせいに鳴く

翌日、子猫用フードをふやかして与えたところ、大喜びで声をあげながら食べた。とにかく早く食べたいのか、ごはんの時間になると3匹いっせいに鳴きだした。

3匹とも手のひらに乗るくらい小さくて、いつも兄弟寄り添っていたという。外で育ったので、人に慣れるのは時間がかかると覚悟していたが、心配していたほど人に対して警戒心がなく、あまり怖がらなかった。

「いざ3匹を迎えてみると、生き残った兄弟をバラバラにするのはかわいそうだという気持ちが勝ってしまい、3匹とも飼う決断をしました」

伊藤さんは、昔飼っていたミルちゃん、ミロちゃんと同じ名前を2匹につけ、もう1匹は、昔、親戚が飼っていた猫、チビちゃんと同じ名前にした。

「どこかで、猫は他界した後、毛皮を着替えて戻ってくるという話を聞いたことがあります。3匹の猫が毛皮を着替えて私の元に戻ってきたのではないかと思いました」

猫と一緒にいるだけで気分が晴れやかに

伊藤さんは初めて多頭飼いをしてみて、1匹ずつ性格が違うことを発見した。ミルちゃんは、みんなのお兄ちゃんのような存在で、新しいものや場所に興味津々。先陣を切って確認しに行く。ミロちゃんは、ミルちゃんやチビちゃんと遊ぶこともあるが、1匹で寝そべることも好き。テレビや動画を人間のように眺めることもある。チビちゃんは、一番体が小さいが、実は一番わがまま。末っ子気分を満喫している。

3匹の猫と一緒にいると、いつも明るい気持ちでいられるという伊藤さん。

以前は、外が曇っていたり雨が降っていたりすると、なんだか気分がどんよりしたが、今は、猫が走り回っていたり、膝の上で寝ている姿を見ていると、沈んだ気持ちも晴れやかになるという。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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