「シュールすぎる」…ガラガラの中部国際空港にマスク姿のひな人形300体

列島は新型肺炎のニュースで一色だが、SNS上ではマスクをしたひな人形が話題になっている。

25日、ツイッターに「中部空港の通路にいるひな人形もマスクしてる ぜったい、歓迎してない」という投稿がアップされた。添えられた写真のなかにはマスクをして手には中国語で書かれた「歡迎」(歓迎)の旗を手に持ったひな人形も映っていた。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で28日現在、中部国際空港はガラガラの状態だ。

この投稿のリプ欄には「このセンス好き」「十二単にマスクとかシュールすぎるやろ…」「ブラックユーモアなの?」などと様々な意見が寄せられた。

中部地方の空の玄関口、中部国際空港内にひな人形が展示されているのは、あるイベントが開催されているためだ。福よせ雛プロジェクトは、家庭で不要になったひな人形を利用し、地域づくりに役立てようという取り組み。名古屋市近郊のボランティアで活動する主婦を中心に、プロジェクトの主旨に賛同した地域団体が参加している。10回目となる今年は愛知県、岐阜県、鳥取県、フランスの全25会場で『第10回福よせ雛』が今月1日から開催されている。

会場のひとつ中部国際空港では 5日からイベントが始まっている。企画した福よせ雛プロジェクト(日本社会文化教育機構)によると当初は別の企画を予定していたが、中部国際空港と中国・武漢市の直行便が中止になったことで変更したという。代表・吉野孝子さんマスク企画になった理由を聞いた。

ー空港内には何体のひな人形が飾られていますか?

「500体弱のお雛様が空港内のあちらこちらにいます」

ーそのうちマスクをしているひな人形は?

「300体ぐらいです」

ーなぜマスクを?

「準備している段階でコロナウイルスが流行り始め、急きょマスクに変更しました。毎年春節の時期に福よせプロジェクトを行っていて、毎回違う企画を立てているんです。旧正月でもあり、中国からのお客様がとても多い時期で、皆さんお雛様を見て大変喜ばれるんですね。ですので今年は、中国の方にとっても縁起の良い、赤と金でキラキラにする予定でした」

ーネットには「歓迎してない」「シュール」と言った声もあるが

「捉え方は人それぞれなので仕方のないことですが、さらに感染が拡大がしないように、忠告の意味を込めて、現場で活躍してもらっています。私たちとしては、お雛様たちにも人間と同じく愛情があります。この子(ひな人形)たちを引き取った私たちとしては、元の持ち主さん達にも安心してもらえるよう、親心でマスクをつけました」

ーマスクの素材は?

「色々な素材です。お耳にかからない子もいますし、お顔の素材で貼り付け方法も変わります。中にはお顔に傷がついた子もいるのですが、マスクをつけることで綺麗に見える良さも見つけました。お化粧をしていない女性がマスクをつけるのと同じかもしれませんね」

(まいどなニュース特約・AYA)

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