JR西、19路線280億円赤字 23~25年度、芸備線最低

 JR西日本は4日、利用者が少ないローカル線の2023~25年度平均の収支を公表した。対象とした1キロ当たり1日平均乗客数(輸送密度)2千人未満の19路線32区間の全てが赤字で、総額は280億円となった。22~24年度平均の総額から約13億円増えた。人口減少やコスト増加が背景にあり、収益確保の難しさを示した。

 営業費用に対する運輸収入の割合である収支率は13・0%。収支率は32区間のうち、山陰線や姫新線、木次線といった20区間で前回から悪化した。最も低かったのは芸備線の東城-備後落合(広島県)間で1・1%。25年度の輸送密度は25人で、100円稼ぐのに9260円必要だった。姫新線の中国勝山-新見(岡山県)間は1・9%。播但線の和田山-寺前(兵庫県)間は収支率が最も高く、34・6%だった。

 JR西の担当者は「コストのかかる鉄道は、利用者が減ると(大量輸送という)強みを発揮しにくい。収支率は持続可能性を示す指標になる」と話した。

 JR西は22年から、過去3年度平均のローカル線収支を公表している。

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