東芝、28年度にも再上場 銀行借り入れに一本化へ
東芝が再上場の時期を最短で2028年度と想定していることが6日分かった。再上場を見据え、23年に非公開化した際に発行した配当が高い優先株を買い戻し、総額約7500億円の銀行借り入れに一本化する計画だ。成長投資に資金を振り向けやすい財務環境を整える狙いがある。
東芝は非公開化時、比較的高い金利で融資を受けたのに加え、優先株や返済順位が低い劣後ローンで資金を調達した。その後、半導体メーカー、キオクシアホールディングスの保有株式の売却などで得た資金を返済に充ててきたもようだ。
関係者によると、今回は優先株を買い戻したり、劣後ローンを返済したりして通常の融資に切り替える方針だ。三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクと三井住友信託銀行が協調融資する。
東芝は15年、過去の不正会計を認めた。16年には米原発事業の巨額損失の計上に追い込まれ、業績不振に陥った。23年に日本産業パートナーズ(JIP)陣営による総額約2兆円の買収を受け入れた。
東芝は取材に対しコメントしていない。
