コメ5キロ、平均3973円 昨年9月以来の3千円台
農林水産省は6日、全国約6千のスーパー、ホームセンターなどの小売店で2月23日~3月1日に販売されたコメ5キロの平均価格が、前週に比べ124円安い3973円だったと発表した。値下がりは3週連続で、昨年9月以来約5カ月ぶりに4千円を下回った。
2025年産米は大幅な収穫増となったが、価格の高止まりを背景に売れ行きは低調だ。農水省によると、1月時点の全国の民間在庫は前年同月比40%増の321万トンまで膨れ上がっている。こうした状況から、在庫を減らしたい卸売業者や小売業者が損失を覚悟で値下げに踏み切ったとみられる。
全国のうち北陸を除く8地域で価格が下落した。中国・四国は263円安の3668円、九州・沖縄は210円安の3703円と大幅に値下がりした。3千円台だったのは他に関東・首都圏、信越、東海。
「令和の米騒動」で高騰したコメ価格は政府備蓄米の放出で一時3千円台となった。だが25年産米は集荷競争で値がつり上げられ、一貫して4千円台で推移してきた。
市場関係者の間ではなおも先安観が強い。
