田中碧 ボール奪われ決勝被弾から一夜明け 絞り出した謝罪と覚悟 4年後へ前向く「自分で取り返さなきゃいけない」

取材中、上を見上げる日本代表・田中碧
 ブラジル戦の終了間際、田中(7)からボールを奪うブラジルのラヤン(左)=6月29日、共同
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 決勝トーナメント1回戦で敗退した日本代表が6月30日、米テキサス州ヒューストンで取材に応じた。優勝5度のブラジルに1-2で敗れてから一夜明け、自陣ペナルティーエリア付近で球を失ったことが失点につながってしまったMF田中碧(27)=リーズ=は、何度も謝罪の言葉を口にした。

 一夜明けても、田中は敗戦の責任を背負うように、謝罪の言葉を繰り返した。

 「悔しいのと、申し訳ないという思いがずっとある。シンプルにまだまだ自分の力が足りなかった。あの時間に失点して、責任を感じている。全部自分で受け止めているし、受け入れている」

 1-1で迎えた後半追加タイム、後半終了まで残り約1分となったところだった。田中は自陣ペナルティーエリア付近でボールを奪ったが、キープできずに失った。そこからパスをつながれて、マルチネリにゴールを決められた。逆転負けにつながったシーンに、反省の言葉ばかりが口を突いて出た。

 「結果がすべて。クリアすれば良かったと思う。自分のせいではないと言われても、うれしいわけではない。自分に腹が立つ」

 それでも2回目のW杯は献身的なプレーを見せた。1次リーグはチュニジア戦とスウェーデン戦に先発。中盤で体を張って何度もボールを奪取し、相手の攻撃の芽を摘み、効果的なパスを配球し続けた。

 ブラジル戦の映像は、しっかりと見返せずにいるという。きちんと見られるタイミングを問われると「見返さないと思う」と言った。「W杯で感じた悔しさはW杯でしか晴らせない。自分で取り返さなきゃいけない」。4年後の次回大会へ、27歳のMFは前だけを見つめている。

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