堂安 決めるぞ28歳での初弾 バースデー翌日にゴール宣言 「間違いなく点を取れる時間が来る」

 ボールを追う堂安。奥は谷口(撮影・中田匡峻)
 16日に28歳の誕生日を迎え、ケーキを贈られ笑顔を見せる堂安。
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 W杯に出場している日本代表は17日、ベースキャンプ地の米テネシー州ナッシュビル近郊で、1次リーグF組第2戦のチュニジア戦(20日、モンテレイ)に向けて練習を再開した。16日に28歳の誕生日を迎えたMF堂安律(Eフランクフルト)は「何の実感もない」と、前回大会でも敗れた“鬼門”の第2戦へ集中。14日に行われた初戦のオランダ戦で左膝を負傷したMF久保建英(25)=レアル・ソシエダード=の欠場が濃厚な中、右シャドー(1・5列目)での出場、そして28歳での今大会初ゴールに自信をのぞかせた。

 オフに迎えた誕生日から一夜明け、報道陣に祝福された堂安は「ありがとうございます」と笑顔。28歳という年齢に「早いですね…。(吉田)麻也くんと(長友)佑都くんとも、僕が8年代表にいて『まだいんの2人?』って冗談も言いましたけど。早いなと思います」と実感を込めた。

 W杯中に迎える初めての誕生日。特別な気持ちは生まれなかった。「逆に何も実感がない。こんなに実感のない誕生日も稀で、ほかに気を張るところ、考えることが多い」とW杯モードを強調。誕生日当日は家族から祝福の誘いを受けたが「大会が終わってからでいい」と断りを入れた。

 気を引き締めているのは、前回2022年カタール大会の苦い経験からだ。強豪ドイツとの1次リーグ初戦では途中出場した自身の同点ゴールもあり、最後は2-1で逆転勝ち。だが、先発した次のコスタリカ戦で0-1と敗北した。「選手同士で口酸っぱく言っているのは、前回のコスタリカ戦にならないように、ということ」。強豪オランダ相手に2-2で引き分け、勝ち点をもぎ取って迎える似たシチュエーションなだけに、より一層警戒を強める。

 第2戦は8回目のW杯出場となる日本代表にとって、2002年日韓大会でロシアに1-0で勝ったのが唯一の白星と鬼門だ。この日の練習前に実施した選手ミーティングでは、過去4度のW杯で一度も第2戦の勝利を知らない長友が約5分間“講演”。話を聞いた堂安は「成熟したメンタリティ、カタールからの成長を見せられる第2戦」と腕をぶす。

 オランダ戦でキャプテンマークを巻いた背番号10は、ピンチにも動じない。久保が左膝の負傷で1次リーグの出場は絶望的となったが「こういうことが起こるのもW杯」とどっしりと構える。久保のポジションである右シャドーでの出場も考えられる中「僕も含めていろんな選手がシャドーをできる。タケのアイデアが欠ける痛さはあるが、ネガティブに考えすぎず、試合に臨みたい」と前を向いた。

 代表通算11得点。堂安が決めた試合は不敗神話が続いている。現在プレーするウイングバックでは守備のタスクが多く求められるが「ウイングバックだから点を取れなかったって言い訳するつもりは全くない。自分の良さは得点や、と思っているので。間違いなく点を取れる時間が来る」とキッパリ。28歳初ゴールで、日本を勝利に導く。

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