「国際親善試合、日本代表1-0アイスランド代表」(31日、MUFG国立)
国内合宿限定で復帰した日本代表DF吉田麻也(37)=ロサンゼルス・ギャラクシー=が先発し、前半14分までプレーした。国際Aマッチ127試合目、キャプテンマークを巻いて積極的なタックルや空中戦の強さを発揮し、チームを鼓舞した。「一区切り」となる代表活動。両チームの選手がつくった花道を通ってピッチを後にした。
功労者の“日本代表ラストマッチ”で異例の光景が広がった。スタートから14分、交代を告げるホイッスルが鳴ると、吉田は万雷の拍手に合わせて自らも手をたたき、サポーターに感謝を示した。さらに、センターライン付近では日本代表の仲間だけでなく、アイスランド代表も整列。両チームが最敬礼する中で見送られ、最後は森保監督と抱擁を交わした。
「本当に楽しかった。自分には十分すぎるほど豪華な花道を作っていただいて、恐縮です」。約3年半ぶりとなる国際Aマッチ通算127試合目を終え、万感を込めた。
2010年1月のアジア杯で代表デビューを飾って以降、強靱(きょうじん)なフィジカルとリーダーシップで日本の守備を支え続けた。「1試合1試合に思い入れがある。うまい選手たちと国を背負って戦ってきた思い出が一番大きい。競争もあるし、プレッシャーもあるし、批判もある中、なぜ(代表チームが)素晴らしいかはプレーしないと分からない。離れたらより一層感じる。だからこそ、サッカー少年少女にはこの舞台を目指してほしいし、日本がW杯優勝を目指して到達してほしい」
長く背負ってきた代名詞の背番号は、DF冨安がW杯から背負う。「冨安が22番をこれから10年くらいつけてくれるんじゃないか」。後継者を頼もしく見つめながら、37歳の名手はサムライブルーのユニホームを脱いだ。