日本代表 涙の三笘、浅野が崩れ落ちる 長友、川島らベテランも号泣

 浅野拓磨の肩を抱く長友佑都(撮影・金田祐二)
 後半、攻め上がる三笘薫(撮影・金田祐二)
日本-クロアチア 後半、グバルディオル(左)と競り合う浅野=アルワクラ(共同)
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 「カタールW杯・1回戦、日本代表1(PK1-3)1クロアチア代表」(5日、アルワクラ)

 森保ジャパンが日本代表史上初の8強入りを逃した。今大会初の延長戦の末にPK戦で敗れ、またも16強の壁を破れなかった。

 PK戦で止められた三笘は顔を覆い、試合終了の瞬間、涙を流し、ひざから崩れた。浅野、ベンチから見守った長友、川島らベテラン勢も号泣。その後、選手を鼓舞するように、森保監督が選手を集めて言葉をかけた。

 先制したのは日本だった。0-0で迎えた前半43分、堂安の右ショートコーナーから前田が混戦の中で見事に押し込み、待望の先制点を奪った。だが、後半10分に一瞬の隙を突かれ、右サイドからのクロスをFWペリシッチに頭で合わされて同点弾を許した。

 追い付かれた日本は後半19分に三笘、浅野、同30分には負傷明けの酒井、同42分に南野、延長後半開始から田中を投入。勝ち越し点を奪いにかかった。だが前後半90分、延長戦前後半30分の計120分でも決着はつかず、PK戦に突入。日本は南野、三笘、吉田が失敗し、涙を飲んだ。

 日本にとって「8強」は悲願だった。4度目の挑戦だったが、壁を破ることはできなかった。

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