森保監督 戦術決定は「チーム全体で」類いまれなるマネジメント型指揮官

 円陣で権田修一を抱きしめる森保監督(撮影・金田祐二)
 スタンドに祝福に応える日本(撮影・金田祐二)
 勝利に吉田麻也の下に集まる日本イレブン(撮影・金田祐二)
3枚

 「カタールW杯・1次リーグE組、日本代表2-1スペイン代表」(1日、ドーハ)

 日本代表は1次リーグE組の最終戦でスペインに2-1で逆転勝利した。1点を追う後半3分に堂安律(24)=フライブルク=のゴールで追い付くと、3分後に田中碧(24)=デュッセルドルフ=が勝ち越し点を挙げ、同組首位で2大会連続4度目の決勝トーナメントに進出した。

 森保一監督(54)は自身を「マネジメント型」と語る。全てを自ら意思決定する「トップダウン型」ではなく、スタッフや選手の話に耳を傾けながら最終的に決断を下し、チームを作り上げる。「横から目線」と表現するマネジメント手法こそが指揮官の強みでもある。

 スペイン戦の戦術には選手の意見が取り入れられた。森保監督は会見で「(戦術の)選択肢はチーム全体で考えた」と語り、「試合2日前の段階では違うプランを考えていた」と明かした。事実、29日には選手からは「システムを含めて話し合っている」という声が出ていた。選手の総意を主将の吉田が森保監督に伝え、指揮官も受け入れた。結論は5バックへの布陣変更だった。戦い方は明確となり、30日の前日練習で最終確認を行った。大一番の戦術決定に選手が関わることは異例とも言えるが、裏を返せば選手への揺るがぬ信頼の証しでもある。

 また、現在の日本代表は複数の布陣を相手や展開によって使い分けることができる。4-5-1を基盤としながら、アジア最終予選で窮地に陥ると4-3-3で巻き返し、W杯出場権を獲得した。本大会では4-5-1に回帰したが、ドイツ戦では後半から3-6-1に変更して戦況を一変させ、スペイン戦では開始から5バックに踏み切った。

 布陣変更を試合結果に結び付けることは、これまで代表監督が苦心してきた点でもある。森保監督は4年間で多くの選手を組み合わせてきたことで、難題を解決しようとした。類いまれなるマネジメント能力で2度の金星を引き寄せ、2大会連続の決勝トーナメント進出に導いた。

2022-12-18
2022-12-17
2022-12-16
2022-12-15
2022-12-14
2022-12-13
2022-12-12
2022-12-11
2022-12-10
2022-12-09
2022-12-08
2022-12-07
2022-12-06
2022-12-05
2022-12-04
2022-12-03
2022-12-02
2022-12-01
2022-11-30
2022-11-29
2022-11-28
2022-11-27
2022-11-26
2022-11-25
2022-11-24
2022-11-23
2022-11-22
2022-11-21
2022-11-20

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカーW杯最新ニュース

もっとみる

    サッカーW杯 写真ハイライト

    ストーリーを見る
    “神の子”メッシ W杯初戴冠!“怪物”エムバペ擁するフランスとの死闘を制して大団円 

    主要ニュース

    ランキング(サッカーW杯)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス