サッカーのW杯カタール大会は20日に開幕する。出場する計32チームの戦力を分析し、AからHまでの各組4チームずつを、計8回にわたって連載。第4回はD組を紹介する。
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▼フランス
史上3チーム目の大会2連覇を狙う。エースのエムバペは抜群のスピードと決定力でチームをけん引。ベンゼマはレアル・マドリード(スペイン)で活躍し、フランス・フットボール誌が選ぶ最優秀選手賞「バロンドール」を初受賞した。懸案はポグバとカンテの故障で手薄となった中盤。ともにRマドリード所属の22歳のチュアメニと、開幕前に20歳になるカマビンガが穴を埋められるか。
▼デンマーク
2人のベテランが後方から支える。センターバックのケアーは代表通算121試合出場の経験を生かして4バックを統率し、36歳で開幕を迎えるGKシュマイケルは反射神経などの衰えを感じさせない。昨夏の欧州選手権で司令塔のエリクセンが試合中に一時心停止となったが完全復帰。ダムスゴールやメーレといったスピードある選手の持ち味を引き出すのが理想だ。
▼オーストラリア
全員の守備意識が高い半面、攻撃は創造性を欠いて単調になりやすい。手堅い戦術の中で左足のパスが持ち味のフルスティッチ、スピードのあるマビルが組み立てにアクセントを加えられれば攻めに厚みが出る。アーノルド監督は選手の実績を重視する傾向があり、所属クラブで出番が少ないムーイやフルスティッチも代表では不動だ。
▼チュニジア
W杯アフリカ予選では持ち味の堅守が光った。初の1次リーグ突破には人数をかけて守る戦いに徹することが不可欠になる。守備の中心は2人のセンターバック。ブロンはサレルニターナ(イタリア)で存在感を示し、190センチと長身のタルビはロリアン(フランス)で定位置をつかんだ。攻め手が少ない展開になれば、ドリブルやミドルシュートを得意とするハズリの個人技が頼りになる。