19歳エムバペ世界に衝撃!ペレ以来10代決勝トーナメント2発

 「ロシアW杯・1回戦、フランス4-3アルゼンチン」(30日、カザン)

 決勝トーナメント1回戦が始まり、C組1位のフランスが前回準優勝でD組2位のアルゼンチンを4-3で退け、2大会連続で8強入り。FWキリアン・エムバペ(19)=パリ・サンジェルマン=が2ゴールで勝利に貢献した。

 フランスの“神童”が新たな歴史の扉を開いた。周囲の空気を切り裂くような驚異的なスピードを見せ付け、19歳のFWエムバペが圧巻の2ゴール。10代の選手がW杯決勝トーナメントで2得点するのは1958年大会で「サッカーの王様」ペレ(ブラジル)が記録して以来の快挙となった。

 貫禄すら漂う快速アタッカーは「ペレは別格だけど、そのような人に並べたのはいいことだ」とうなずいた。

 2-2の後半19分、ペナルティーエリア内でこぼれ球を拾うと左手前にボールを出して一瞬で加速し、左足でGKの足元を抜く勝ち越し点。4分後は右から駆け上がり、低く抑えたシュートで大勢を決めた。

 ゴール以上に衝撃を与えたのは前半10分すぎの独走だった。自陣からドリブルで攻め上がり、必死に追う相手を次々と置き去りにした。ペナルティーエリア内に進入してから倒され、先制点につながるPKを獲得した。

 メッシの存在がかすむほどの大活躍。主役の座を奪った背番号10は、「W杯はトップレベルの選手が集まる。自分の能力を示す絶好の機会だと思っていた」と胸を張った。

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