柴崎のロングパスから乾のゴールは生まれた 攻守でピッチ見渡す日本の中心
「ロシアW杯・H組、日本-セネガル」(24日、エカテリンブルク)
前半34分にMF乾貴士が同点ゴールを決めたが、その前に一本のパスで戦局を変えた男がいた。MF柴崎岳だ。
ハーフウェーライン付近から、相手エリア内までというロングパスを長友に通した。それをミスなく乾につなげた長友のトラップと並んで、日本に希望を取り戻すパスだった。
日本はこの日、攻撃時には、守備的MFのうち長谷部が最終ラインに下がり、パスを散らす役割は実質的には柴崎に託す戦術をとっている。左右、長短を選択してパスを通すのはもちろん、守備時でもファウルをしてでも止めなければいけないところは覚悟の上でプレーしており、日本の中心として活躍している。