セネガル紙、コロンビア撃破した日本の忍耐力を警戒

 「ロシアW杯・H組、日本-セネガル」(24日、エカテリンブルク)

 日本戦を控え、セネガルの地元紙やスポーツ関係者の間では、強豪コロンビアを破った日本を警戒する声が聞かれる。一方、セネガルには高い身体能力とスピードのある選手がそろっていると楽観視する声も。決戦を前に熱気が高まっている。

 「日本はコロンビア戦で忍耐力を見せつけた。それが彼らの最大の武器だ」。地元スポーツ紙の記者は22日付紙面のコラムで、日本代表をこう分析した。セネガル戦では、勝利した側が決勝トーナメント進出を決める可能性があり「両チームの運命を左右する試合だ」と興奮気味に解説した。

 地元紙には「セネガルには日本を打ち負かす力が備わっている」といった分析記事も。元セネガル代表のフェルディナンド・コリー氏は地元紙の取材に「パスが正確で統率の取れたセネガルが勝つ」と余裕を見せた。

 セネガル出身のラミン・ディアク前国際陸連会長は「セネガルは、個々の選手の能力は高い。問題は試合にどう臨むかだ」と指摘。「集中し謙虚であれば必ず勝利する」と述べ、チームワークが優れた日本を破るには、セネガル代表もピッチ上で冷静になる必要があると訴えた。

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