スペイン代表監督、W杯開幕直前に解任も レアル新監督就任「背信行為」が発端

 サッカースペイン協会が日本代表を上回る指揮官交代劇を展開?スペイン代表を率いるフレン・ロペテギ監督(51)がロシアW杯開幕直前に電撃解任される可能性があるという。13日のマルカ紙などスペインの複数メディアが伝えている。

 情報によると、すべては12日に発表された同監督のレアル・マドリード指揮官への転身が発端。スペイン協会のトップに就任したばかりのルイス・ルビアレス会長にとっては、これまでにロペテギ監督への信頼感を示し、W杯後の続投を示唆していただけに、寝耳に水の「背信行為」に指揮官変更を検討しているとされる。

 マルカ紙によると、レアル・マドリードがロペテギを新監督に迎えると発表したのはロシア時間の12日午後6時前。スペイン協会の発表はその1時間後と、両者の足並みは揃わず、あるいは協会側の対応が後手に回った格好になる。またスペイン代表のロシア合宿地では、ロペテギ監督と協会スポーツディレクターのフェルナンド・イエロ氏が激しい調子で口論している様子をスペインテレビが映像で捉えている。

 なおロペテギ監督はレアル・マドリードの公式発表前に選手達へ自身の去就を発表。少なくない驚きをもって受け止められたという。これが動揺に繋がるのかどうかは不明だが、ルビアレス会長は「代表チームにとって、より相応しい決断をする」と発言している。

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