G大阪・東口がビッグセーブ!フェースガードで闘魂0封

 「明治安田生命J1、G大阪0-0浦和」(19日、パナソニックスタジアム吹田)

 G大阪-浦和は0-0で引き分け、ともに3戦勝ちなしとなった。日本代表に選出されたG大阪GK東口順昭(32)、浦和DF槙野智章(31)、遠藤航(25)が堅守で互いに得点を許さなかった。横浜Mは長崎に5-2で大勝。湘南は1-0で磐田に勝った。広島-C大阪など6試合は20日に行われる。

 日本代表GKの貫禄だ。前半36分、東口がビッグセーブを披露した。浦和MF宇賀神の左からのクロスを、ゴール前、至近距離でFW興梠がトラップ。シュートを放つ瞬間に間合いを詰めて、体を張って止めてみせた。

 「最低限の仕事ができた。いい形で代表にいける」

 4月21日のC大阪戦で右頬と眼窩底(がんかてい)を骨折した影響で、前節に続いて黒いフェースガードを装着。「まだ自分の中でつけた方が安心」と言う。それでも計8本のシュートを浴びながら、中断前の一戦を無失点で締めくくった。

 試合後は浦和GK西川とユニホームを交換した。ガーナ戦日本代表メンバーには東口が入り、西川が外れた。「切磋琢磨(せっさたくま)してやってきた。周作はあこがれの存在」。同級生のライバルに敬意を示した。

 チームが低迷する中で、無失点に抑えたことは再開後へ明るい兆し。「選ばれたからには、しっかりと責任を持ってやっていきたい」。W杯に視線を向けた。

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