高瀬、生き残りへアピール誓う

 「なでしこジャパン代表候補合宿」(16日、中城村)

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は16日、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(29日開幕)へ向けた候補合宿4日目を沖縄県中城村で行った。県内の男子高校生チームとの練習試合では、前日はサブ組に回ったFW高瀬愛実(25)=INAC神戸=がFW大野と共に2トップでプレーした。

 競争の激しい前線。高瀬は11年ドイツW杯、12年ロンドン五輪のメンバーながら「違いを見せないとメンバーには入れない」と危機感を募らせる。

 昨年のカナダW杯は直前のけがでメンバーから外れた。「今は切り替えられている」と言うが、仲間が戦う姿を日本から見守り「悔しさしかなかった」というのが本音だ。

 故障明けのリーグ戦では5試合連続でゴールを奪うなど、指をくわえて見ていただけではないことを自ら証明。この日、ゴールはなかったが「もっとできる。連係も、守備もできるんだというところをアピールしたい」

 代表の悔しさは、代表で晴らすしかない。雪国育ちのストライカーは「いろんな選手のアピールは感じるけど、負けないように頑張りたい」。冷たい海風が吹く中、生き残りを誓った。

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