FC高梁吉備国際大、なでしこLに旋風を

 今季からなでしこリーグに昇格を果たしたFC高梁吉備国際大が、3月末の開幕に向けて着々と準備を進めている。昨年のチャレンジリーグで2位。11月の入れ替え戦でAS狭山を撃破して、大学チームでは初のなでしこリーグ参入となった。昨年9月のU‐20女子W杯に出場したエースFW西川明花(20)を中心に、攻守の切り替えが速いアグレッシブなサッカーが持ち味。地元の岡山県高梁市の熱烈な応援も味方に、なでしこリーグに旋風を起こす。

 厳しいトレーニングに取り組みながらも、笑顔が絶えない。夢舞台に向けて準備を進めるFC高梁吉備国際大イレブン。「なでしこリーグで戦っていくんだという、ワクワクする気持ちが大きいですね」。MF杉田亜未が、開幕に向けたチームの高揚感を口にした。

 昨年11月にAS狭山との入れ替え戦を制して、なでしこリーグ昇格を実現した。2011年のチャレンジリーグ参入から、わずか2シーズンでの悲願成就だった。

 「攻守一体型のアグレッシブなサッカーをしたい」。太田真司監督(35)が目指すスタイルが実を結んだ。MF杉田を司令塔に、全員が連動して多彩な攻撃を展開する。ゴールをこじ開けるのは、昨年9月のU‐20W杯に出場したエースFW西川だ。ナイジェリアとの3位決定戦で決勝弾を決めて脚光を浴びた決定力は、チームにとって大きな武器になる。

 西川は「INACと対戦できるのが楽しみ」と目を輝かせる。INAC神戸とは、昨年7月に練習試合を行い1‐5で完敗。澤や川澄ら、あこがれの選手たちの技術の高さに圧倒された。

 年明けの新チーム発足後、太田監督はフィジカル強化に着手。体幹を鍛えるトレーニングを重点的に行ってきた。それでも上位チームとの実力差は覚悟している。「INACにコテンパンにやられるのは仕方ない」。昇格1年目の今季は「中位に入ることが目標」と指揮官は現実的だ。

 開幕までに、どこまでチームが進化できるか。「もっとうまくなって、もっと点を取りたい」と西川の意気込みは熱い。強敵相手にも自分たちのスタイルを貫き、なでしこリーグに波乱を起こすつもりだ。

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