U23韓倒Vで完全なるリベンジだ!

 「サッカー・U-23アジア選手権・決勝、日本-韓国」(30日、ドーハ)

 リオデジャネイロ五輪出場を決めたサッカー男子のU-23日本代表は28日、決勝の韓国戦に向けてドーハ市内で調整した。手倉森誠監督(48)は「勝って本当のアジアNo.1になるチャンス」と意気込んだ。手倉森体制以降で喫した3敗の相手はイラクと韓国のみ。準決勝イラク戦に続き韓国も倒し、完全なるリベンジを達成する。

 アジア王者としてリオに乗り込む。決勝の相手は宿敵韓国。「勝って本当のアジアNo.1になるチャンス。この上ないシチュエーションが用意された」と話す手倉森監督の表情は自信に満ちていた。

 14年の手倉森ジャパン立ち上げ以降、喫した敗戦は3つ。14年1月のU-22アジア選手権準々決勝・イラク戦(0-1)、同年9月の仁川アジア大会1次リーグ・イラク戦(1-3)、そして同大会準々決勝の韓国戦(0-1)だ。終了間際の後半43分にMF大島のファウルで献上したPKを決められ敗れた。

 当時、韓国は金メダル獲得なら徴兵免除が懸かっていた。FW鈴木は「球際の強さが全然違った。徴兵が懸かるとああなるのか」と脱帽していた。

 今大会は、準決勝でイラクに勝った。決勝で韓国も倒せば完全なるリベンジの達成となる。主将のMF遠藤は「あとは韓国に勝つだけ。韓国に勝ってリオに行くことが目標。早く試合がしたい」ときっぱり。決勝の先発が確実なDF岩波も「アジアチャンピオンとして優勝して五輪に行きたい」と闘志を燃やす。

 リオ世代の韓国は、日本が8強で散った12年U-19アジア選手権を制し、翌年のU-20W杯でもベスト8に進出している。今大会でも“死のC組”を危なげなく勝ち上がった。背番号10のMF柳承佑はドイツ1部レーバークーゼン所属の海外組で、ここまで2得点を挙げている。

 決勝での日韓戦。リベンジを果たす舞台は整った。「スリリングなゲームになる。戦術的に楽しみな一戦」と勝負師の勘がうずく。必ずアジアの頂点に上り詰め、6大会連続五輪出場切符にさらなる付加価値を付ける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

日本代表バックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス