アギーレ監督「年齢より質、経験」評価

 日本サッカー協会は5日、ホンジュラス(14日、豊田)、オーストラリア(18日、長居)との国際親善試合に臨む日本代表23人を発表した。MF遠藤保仁(34)、今野泰幸(31)=G大阪=が、DF内田篤人(26)=シャルケ=とともに、W杯ブラジル大会以来の復帰を果たした。日本の年内最終戦で、来年1月にオーストラリアで行われるアジア杯前最後の国際試合となる。

 日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が、2連戦で結果を求める姿勢を示した。

 過去2回の合宿では、主に国内組から初代表を選んできたが、今回は遠藤、今野、内田に加え、代表経験者を選出。10月のブラジル戦を若手のテストの場にするなど、思い切った采配を振るったが「2試合は何かを試すわけではない。勝ちにいく試合」と語った。

 視線は就任後、初の公式大会となるアジア杯に向いている。「まだ私の中で1、2点、考えるところがあるものの、チームのベースはできている」。その上で「日本に来て3カ月、日本の選手もJリーグもよく知っている状態。そしてW杯に出場したホンジュラス、オーストラリアと、レベルの近いチームに勝てるという考えに至った。勝利して自信を持ってオーストラリアにいけるようにしたい」と自信を見せた。

 母国メキシコの企業が主催する殿堂式典出席のため、10~13日の練習は不在だが、「すべて代表合宿の準備はできている」と豪語。年内最後の2戦を連勝で終われるか。

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