ザック監督突破に自信!日本おいC組

 「ブラジルW杯1次リーグ組み合わせ抽選会」(6日、コスタドサウイペ)

 サッカーの2014年W杯ブラジル大会の組み合わせ抽選が6日、同国北東部のコスタドサウイペで行われ、日本はコロンビア、コートジボワール、ギリシャとともにC組に入った。優勝候補とは別組で突破が十分に狙える組み合わせとなり、アルベルト・ザッケローニ監督(60)は自信の言葉を口にした。

 ザック監督は“持っていた”。イタリア代表で守備の要として活躍したファビオ・カンナバロ氏(40)が引いた、日本の行き先はC組。南米2位のコロンビアがシード国で、初戦はコートジボワール、欧州とはギリシャが同組になった。

 8カ国ある優勝国は外れ、高温多湿な熱帯雨林地域のマナウスも回避した。ザッケローニ監督がインテル・ミラノ時代に指導したカンナバロ氏からは、抽選会直前に「あなたの運命は私が握っていますよ」と冗談交じりに言われた。他チームの監督が「ファビオのおかげだな」とうらやんだ比較的楽な組となり、「大会が待ち遠しい」と頬を緩めた。

 まず優勝経験国と同組にならない確率は第1ポットで8分の3、第4ポットで8分の6、第2ポットに移ったイタリアを回避するのが8分の7。すべてをかけると約24・6%しかない。

 気候面ではレシフェ、ナタルで6月の平均最高気温が約30度と高温だが、レシフェは今年のコンフェデ杯で経験済み。ナタルはそのレシフェから約250キロしか離れておらず、気候もほぼ同じだ。内陸のクイアバは6月の平均最高が31度、平均最低が18度と1日の中で寒暖差があるがブラジル南部と比べれば、レシフェ、ナタルとの差は小さい。

 やや気になるのは移動距離だ。ベースキャンプ候補地・サンパウロ近郊のイトゥを起点にすると、全会場中ナタルが3番目、レシフェが4番目に遠い。ただ、最も遠い2630キロのマナウスを避けられたことはプラスだ。

 取材エリアに現れた指揮官は「日本の能力を最大限に出せば、脅威を与えられる。自信はある」と胸を張った。顔が紅潮していたのは、ただ暑かったからだけではないだろう。「しっかり暑さ対策をし、万全の体調で臨めるか。初戦に向けていい準備をしたい」。さあ、舞台は整った。

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