本田708日ぶりFK弾 今季初得点

 「ロシア・プレミアリーグ、CSKAモスクワ2-1ロコモティフ・モスクワ」

 前半18分、本田が右45度、約25メートルの距離から強烈な直接FKを左足で繰り出した。ボールは3人の壁を超えた直後に鋭く落下。飛びついたGKの手をすり抜けてゴール右隅に突き刺さった。

 得点後は左拳を突き上げてサポーターをあおった。ロシア・リーグ戦での直接FK弾は11年8月20日のトム・トムスク戦以来、708日ぶり。弾道は無回転の“ブレ球”ではなく、縦回転のドライブシュートだった。本田の今季初得点で、イタリアの名門・ACミランが獲得を目指すほどの価値を証明した。

 右MFではなく、日本代表と同じ4‐2‐3‐1のトップ下で起用された。前半14分にはハーフウエーライン付近でボールを受けると、約35メートルのドリブルからシュートを放つなど、攻撃の中心として勝利に貢献した。

 スルツキ監督は試合後、ACミラン(イタリア)と移籍交渉中の本田について「チームにいてほしい。彼が必要だ」と残留を強く希望した。

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