J1東京Vが9日、都内で、相馬直樹監督(55)の就任会見を開いた。開幕から4分4敗と苦境に陥るチームを引き継ぐ。緑色のネクタイをつけて会見に臨んだ相馬監督は「選手の力を最大限生かしながら、まずは目の前の局面を少しでも変えていく。その先に少しでも上を目指したところにいけるようにやっていきたい」と決意した。
開幕からJ60クラブの中で唯一勝利がなく、J1で19位に沈む。チームは巻き返しを図り、23年にJ1昇格に導いた城福浩監督の解任という大なたを振るった。会見に出席した江尻強化部長は「私のマネジメントの至らなさ、重く現実を受け止めている。とはいえ、チームは前を向いて進まないといけない。そのための大きな決断をさせてもらった」と説明。相馬新監督に向けては「残留プラスアルファ。中長期の未来についてお話しさせてもらって共感していただいた。ある意味、火中の栗を拾う状況。よく判断していただけた」と感謝した。
チームはここまでリーグ戦でわずか4得点と、深刻な得点力不足。立て直しは決して簡単なミッションではない。それでも相馬新監督は、“困難”なオファーを引き受ける判断に時間はそこまで要さなかったという。それはなぜなのか。こう説明した。
「簡単な状況ではないというのは、本当に昨日もLINEだったりメッセージをたくさんいただいた。でも、それは全て分かった上で自分はトライしてみたい。もう一個言うと、僕自身の限界を超えてみたい。ある意味、そういうところもあったのかなと思います」
最後に家族から「頑張って」と背中を押され、覚悟を決めた。初陣はホーム広島戦(11日、味スタ)。サポーターに待ち望んだ今季初勝利を届ける。