「明治安田J1百年構想リーグ、広島2-0長崎」(18日、エディオンピースウイング広島)
西は広島が長崎を2-0で退け、6試合ぶりに勝ち点3を挙げて同16とした。C大阪は京都に3-0で快勝。京都、C大阪ともに同17。東で首位を快走する鹿島は濃野のゴールで浦和を1-0で下し、勝ち点29に伸ばした。東京Vは千葉に1-0で勝ち、川崎は横浜Mに2-1で競り勝った。
天国にささげる勝利だ。広島の初代総監督などを務めた今西和男さんが16日に亡くなって迎えた「追悼試合」で、ユース出身選手が躍動した。試合前に黙とうを実施。腕に弔意を示す黒のバンドを巻き、6試合ぶりに勝ち点3を奪取した。
今西さんは選手育成を重視し、1994年にJクラブで初めてユース専用の寮を建設。ユース時代に寮で生活し、日本代表へ飛躍したGK大迫は「広島の歴史をつくってくれた人。勝ちたかった」。声を張り上げて守備陣を統率し、無失点勝利に導いた。
1-0の後半7分、追加点を挙げたFW加藤もユース出身。7試合ぶりの先発で特別大会の初得点を決め「(今西さんに)感謝の気持ちをゴールで示したかった」と思いを語った。日本代表の森保一監督も喪服姿で視察した。無名だった高校時代に今西さんに見いだされて広島で選手として活躍し、指揮を執って3度リーグ制覇を果たした。育成年代に一定期間在籍したホームグロウン選手が6人先発出場、2人が途中出場した試合に「広島のDNAが引き継がれていると感じた」と感慨深げだった。