「オランダ1部リーグ、NECナイメヘン1-1フェイエノールト」(12日、ナイメヘン)
フェイエノールトの日本代表FW上田綺世(27)がアウェーのNECナイメヘン戦で今季リーグ戦23ゴール目となる先制点を決めた。公式戦24得点とし、ベルギー1部セルクル・ブリュージュ時代の2022~23年に記録したシーズン23得点の自己最多を更新。得点ランキングでも2位と8点差をつける独走態勢で、6月に開幕するW杯北中米3カ国大会へ向け、勢いが止まらない。
圧巻の一撃で敵地のゴール裏サポーターを静まり返らせた。0-0の前半18分、右CKに巧みな動きだしで相手DFの前に入り、大ジャンプ。高い打点から首を振り、ゴール左へ決めた。「イメージ通り。チームとしてデザインした形で、セットプレーのゴールも取れている。自分も成長している」とうなずいた。
オランダリーグ3季目の今季、大きく飛躍した。自身初の1試合4得点を挙げた昨年12月のズウォレ戦まで、開幕15戦で18得点と大爆発。昨季までの2年間では計12ゴールだった。1、2月に無得点と苦しんだが、3月に入って2戦連続で2得点するなど復調。残り4試合で2位3選手に8点差をつけており、同リーグ日本選手初の得点王をほぼ手中に収めている。
覚醒したエースには警戒も強まる。それでもポストプレーは力強さを増し、日本代表が歴史的勝利を挙げたイングランド戦でも前線でボールを収め続けた。W杯優勝を目指す森保ジャパンにとって、替えの利かない大黒柱として君臨している。
昨年10月のパラグアイ戦では試合終了間際に同点弾、続くブラジル戦では勝ち越し弾と、重要な場面での勝負強さが光る。この日も上位争いの直接対決で先制点を挙げた。前回のカタール大会は出場1試合で無得点に終わった上田。たくましさを増した日本のエースが大舞台での躍動を狙う。