サッカー元日本代表MFの本田圭佑(39)が25日、自身が考案した4人制サッカーのU-10、U-12の全国大会決勝戦(トヨタアリーナ東京)後に取材に応じ、来年のW杯北中米3カ国大会に向けて「レベルが上がっていますから。(優勝の)可能性も上がってきている」と期待を寄せた。
自身はW杯3大会に出場。酸いも甘いも経験してきた男は、悲願の優勝を掲げる森保ジャパンにアドバイスを送った。「足をすくわれないようにやるということ。それがW杯では思った以上に難しい」と強調。ただ、実力を出せれば結果が出ると太鼓判を押した。
1次リーグ突破のポイントには、まだ決まっていない欧州プレーオフ国の動向を挙げる。「そこ次第。オランダはフィフティー・フィフティー以上(の確率)で勝てるとはなかなか言えない」。今大会は出場国が48に拡大し、3位抜けの可能性があるとはいえ、「勝ち点3でも危ないかもしれない。だからもう1チームがすごく重要」と繰り返した。
この日、優勝チームとガチンコ勝負で汗を流した本田。選手として現役を続ける意向を示している中、夏に1つオファーを断り、現在も2つオファーが届いていると明かした。ただ「プレーしたいが、わがままになり続けている。その試合がハラハラドキドキがないと。客寄せパンダは何も魅力感じないので」と、来年40歳を迎える男はいまだ刺激を求めている。