W杯ベースキャンプ地選定「ある程度絞れている」山本昌邦技術委員長が言及 ポイントは「暑さ対策」
日本サッカー協会は8日、都内で技術委員会を開いた。取材に応じた山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)兼技術委員長(67)は、1次リーグの組み合わせが決まった来年のW杯北中米3カ国大会のベースキャンプ地選定について「現状何も決まっていない。多くの候補地からはある程度絞れていると思うので、そこからどのように選択していくか」と現状を説明した。
オランダとの初戦は来年14日午後3時(日本時間15日午前5時)に米テキサス州ダラスで、チュニジアとの第2戦は同20日午後10時(日本時間21日午後1時)にメキシコのモンテレイ。欧州プレーオフ(PO)勝者との第3戦は再びダラスで、同25日午後6時(同26日午前8時)のキックオフとなっている。
ダラスからモンテレイへは航空経由で約2時間の距離で時差は約1時間。モンテレイは標高約500メートルと高地は避けられたが、6月の最高平均気温は約34度で暑さが厳しい。一般的には、2戦目への往復移動で済むダラス近辺のベースキャンプ候補地から選択すると考えられるが「暑さの対策がポイントの一つ」と語るにとどめた。
FIFAが推薦する64カ所のベースキャンプ地は全て把握済み。カタールW杯と比べ、スタッフは「1.5倍のマンパワー」だといい、総力を挙げて選手のコンディション作りに尽力していく。今後はキャンプ地選定について、FIFAとミーティングする機会が設けられているといい、「まずは落ち着いて今までの準備を生かしたい」と話した。




