日本サッカー協会 新技術委員長に山本昌邦氏 ナショナルチームダイレクターと兼任 前任の影山雅永氏が不祥事で契約解除
日本サッカー協会は20日、山本昌邦ナショナルチームダイレクター(67)が技術委員長を兼任すると発表した。航空機内で児童ポルノを閲覧したとしてフランスで有罪判決を受け、契約解除となった影山雅永氏の後任となる。山本氏は都内で会見に出席し、「これまで日本代表の強化に努めてきたが、技術委員長としてこの難局をしっかり乗り越えたい」と述べた。
出張先からオンラインで会見に出席した宮本恒靖会長(48)は「日本サッカーの歩みを止めてはいけない中、今までの(活動の)流れを知っていて、代表チームの強化も含めてやっていただけると判断した」と選任理由を説明。任期は来年3月末までで「(任期後は)代表のW杯に向かう活動に専念してもらう形も考えている」と明かした。
山本氏は2004年アテネ五輪で男子代表監督を務め、日本代表コーチや磐田での監督経験もある。23年から日本代表を統括するチームダイレクターに就き、年代別代表の強化や普及・育成に携わる技術委員長も兼任するが、「森保(一)監督にも、こうなると事前に伝えた。代表チームの仕事に今まで以上に全て注ぎたい」と決意を込めた。





