鹿島痛恨ドロー 終了間際FW徳田がPK失敗「背負いきれなかった」 連勝4でストップ

 「明治安田J1、鹿島0-0G大阪」(5日、メルカリスタジアム)

 首位の鹿島がG大阪と0-0で引き分けた。試合終了間際にFW徳田誉がPKを失敗し、連勝は4で止まった。G大阪は5連勝でストップ。

 0-0で迎えた終了間際、鹿島がPKを獲得した。2位との勝ち点差を7に広げる絶好機だった。鬼木監督に指名されたキッカーは18歳の徳田。育成組織出身で「こういうゲームを勝って優勝してきたのを小さい頃から見ていた」という。憧れたヒーローになるべく、右足を振った。

 だが、コースが甘かった。自身右と読んだGKに防がれ、引き分けで終えた。将来を期待されるからこそ任されたPKだったが「自信が足りなかったというか、背負いきれなかった」と振り返った。試合後は顔をユニホームで隠し、目元を押さえた。

 徳田を責める選手はおらず、MF三竿は「これを乗り越えてこそ真のFWだ」と伝えた。残り5試合、神戸や京都と上位対決が待ち受ける。MF植田は「結局は直接ぶっ倒したらいい」と後輩を励ますように言った。

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