森保ジャパン、先発総入れ替えも不発 米国に0-2で力負け 米国遠征を1分1敗の未勝利&無得点で終える「ゴール前の質を上げていかないと」と指揮官
「国際親善試合、日本代表0-2米国代表」(9日、コロンバス)
日本は前戦から先発総入れ替えで臨むも不発。米国に力負けし、“腕試し”の米国遠征を1分1敗の未勝利、2戦得点なしで終えた。
0-0で引き分けたメキシコ戦から中2日の厳しい日程。さらに西のカリフォルニア州オークランドから東のオハイオ州コロンバスへの移動による3時間の時差の影響も考慮してか、DF長友佑都(38)=FC東京=らスタメンを総入れ替えして臨んだ。
日本は相手の激しいプレスもあり、立ち上がりはビルドアップに苦しむ。それでも右ウイングバックに入ったMF望月の高さを生かしつつチャンスを作り始めると、同21分には左の長友のクロスにゴール前の望月が頭で合わせる。惜しくもキーパーに阻まれたが、得点のにおいを感じさせた。
だが、同30分右の望月が剥がされクロスを上げられると、米国のFWセンデバスに左足で豪快ボレーを決められ先制される。その後は我慢の時間帯が続いた中、前半を0-1で折り返した。
後半に入っても得点を奪えない時間が続くと、森保監督は同15分にMF三笘、MF鎌田、MF南野の主力3枚を投入する。直後の攻撃で流れを作ったが、同19分に米国のFWバログンにゴールを許し2失点目。なんとか1点を返したい日本は同33分にFW町野、DF菅原を投入し2トップに。だが、試合を通じて細かいミスが目立ち決定的なチャンスは少なく。終盤も相手の攻勢にあい、GK大迫の好セーブ連発でなんとかしのぐのがやっと。個々の局面でも劣り、完敗といえる内容だった。
試合後、森保監督は「本当に勝利を見せられず、得点できなかったことは悔しい限りです。チャンスは作れていると思いますが、もっとチャンスをつくって、世界の戦いの中ではここからゴール前のクオリティーを上げていかないといけない。チームとして努力していきたい」と話した。





