「明治安田J1、C大阪1-1神戸」(23日、ヨドコウ桜スタジアム)
神戸は後半、FWエリキの得点で追いつき、C大阪と1-1で引き分けた。順位は4位に後退した。8連勝中だった町田も横浜Mと0-0で引き分けた。横浜Mは得失点差で湘南をかわして17位となり、J2降格圏から脱した。鹿島が2-1で新潟に競り勝ち、勝ち点51で暫定首位に立った。広島は中野、中村らの得点で東京Vに3-0と快勝した。
途中出場の2人が嫌な空気を一変させた。0-1の後半3分。FW大迫がつないだパスをFWエリキが抜け出した状態で足元に収めると、手薄になったゴールに悠々と流し込んだ。値千金の同点弾。5月の前回対戦では3失点で完敗を喫したが、同一カードでの連敗は回避した。
アウェーのスタンドを満員にした神戸サポーターに向けて、2人がほえた。「サコ(大迫)のおかげで点が取れた。彼のすごさ。良いタイミングでスルーパスを出してくれた」とエリキ。お膳立てしてくれた大迫に感謝を忘れなかった。
我慢の戦いの中でつかんだ勝ち点1だ。時間が過ぎるにつれ相手のペース。前半35分にMF香川に先制点を奪われた。得意のハイプレスも巧みにはがされ、押し込み切れない。それでも、後半にエリキの一撃で追いつくと、同21分にはGK前川が横っ跳びの好セーブで窮地を救い、「残り試合は1点が響く戦いが多くなる。ああいうところで止めないと」と守護神としての意地を見せた。
リーグ3連覇へ、たらればは言わない。「もちろん勝ち点3が必要だけど、0よりは1のほうがいい」と吉田監督。日替わりで首位が入れ替わる上位大混戦の“魔境”と化したJリーグ。指揮官は「この勝ち点1をポジティブに捉えて、残り10試合を勝つつもりで臨んでいきたい」と覚悟を決めていた。