Ｊ１横浜ＭのＦＷヤンマテウス（２６）が中東クラブへの完全移籍が濃厚となっており、代替戦力としてＪ２磐田のＭＦジョルディクルークス（３１）に獲得オファーを提示していることが１７日、複数の関係者の話で分かった。

　ヤンマテウスはブラジル出身で、２０２２年夏に加入した左利きのドリブラー。Ｊ１通算９６試合１７得点と実績十分で、今夏にはＪ１鹿島が獲得に乗り出していた。移籍金を巡る交渉が折り合わず破談となっていたが、今度は中東からの高額オファーが舞い込んだとみられる。

　今季も２４試合に出場している主力の流出に備え、横浜Ｍは同じくサイドを主戦場とし、質の高いクロスを供給できるベルギー出身のジョルディクルークスをリストアップ。交渉は合意に向けて順調だという。福岡、Ｃ大阪を経て昨夏に磐田へ加入したレフティーは来日５年目で、Ｊ通算１３２試合と経験豊富だ。

　ＤＦ角田ら新戦力の活躍で１６日の清水戦に勝利した横浜Ｍだが、依然として降格圏内の１８位に沈んでおり、Ｊ１残留へ全力を尽くしていく。