ベルギー１部アントワープは６日、Ｊ１東京ＶのＤＦ綱島悠斗（２４）が３年契約で加入したと発表した。

　東京Ｖも併せて発表。綱島はクラブを通じて「しっかりあいさつができずに、このような報告になって申し訳ありません。僕が一番伝えたいことは感謝の気持ちです。オファーをいただいた時は正直、即答することができませんでした。チームの目標より個人の野心を優先させてしまって申し訳ありません。愛する『東京ヴェルディ』を離れることにすごく寂しさや悲しみがありますが、僕の野心を達成するには、このタイミングを逃すことはできないと思いました。来年のＷ杯、その先のプレミアリーグで活躍するという目標を必ず達成するために、強い覚悟と責任感を持ち、ヴェルディの価値を高められるように頑張ります」などと、感謝と謝罪の言葉を紡いだ。

　綱島は東京Ｖの下部組織出身で、国士舘大から２０２３年に当時Ｊ２の東京Ｖに加入した。１８８センチの大型センターバックで、足元の技術も高い。守備の要として今季はＪ１で２３試合に出場。７月の東アジアＥ－１選手権では中国戦で国際Ａマッチ初出場を果たした。

　アントワープは１８８０年に創設されたベルギー最古のクラブとされており、同国北部に本拠地を置く。リーグ優勝５回で、２３～２４年シーズンには欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）の１次リーグに初出場した。５月にＦＣ東京から完全移籍した野沢大志ブランドンも所属している。