大久保嘉人氏が秘話明かす 神戸エースナンバー『13番』打診に「最初は嫌でした」
J1神戸は2日、ノエビアスタジアム神戸でクラブ30周年記念「レジェンドマッチ」開催前にトークショーを行った。2部構成で行われ、前半は初代監督のバクスター氏らがクラブ創設時や震災について語った。後半は「ミスター神戸」永島昭浩氏、J1通算得点最多記録の大久保嘉人氏、現役のFW佐々木大樹が登場。歴代のエースが神戸のエースナンバーとされる背番号13について語った。
トークショーに参加した観衆に、永島氏、大久保氏が背番号13についての秘話を披露。同番号を背負った経緯を明かした。永島氏は「オランダ代表のヨハン・クライフに憧れていて、その人は14番だったんです。プレースタイルは僕とは違っていて、僕には無理やなと思っていて。そのオランダを破った西ドイツのゲルト・ミュラーっていう選手がワールドカップの得点王になって、その選手が13番なんです」と話した。
一方の大久保氏は、13番を背負う前は「最初は13番嫌でした」と言う。2007年の加入前に「僕がハワイにいたときに(神戸から)オファーがきた。13番を付けてくれと言われて『ちょっと待て』って。なんでそんなサブ番号付けなきゃ行けないのって思って。それなら移籍を考えますって、一回止めたんですよ」と思ったほど。「『どうしても付けて欲しい。永島さんから始まっている』と言われて、それで最初は渋々。まあいいかなみたいな感じで付けました。今ではめちゃくちゃ好きになりました」と時間とともに、13番に愛着が湧いたようだった。





