日本代表MF遠藤航ら所属のエージェント会社「USJ」元栄太一郎会長はなぜスポーツ界と経済界の連携拡大を目指すのか
サッカー日本代表のMF遠藤航(リバプール)、DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)らのエージェント、マネジメント業務などを手がける「株式会社ユニバーサルスポーツジャパン(USJ)」(東京都)が25日に東京都内で「USJ Night 2025」を開催した。スポーツ界と経済界のネットワーク構築の支援を目的に2022年から開催されており、FW垣田裕暉、DF杉岡大暉(ともに柏)ら同社に所属する一部選手や企業関係者ら約150人が参加。千葉の小林慶行監督が来場者へあいさつを行った。
法律相談サイト「弁護士ドットコム」の創業者で元自民党参院議員でもあった、USJの元栄太一郎代表取締役会長は「USJ Night」を開催することで多様な業種の人材が交流し、知見やネットワークを集結させ、選手のキャリア形成を支援するとともに、参加者がスポーツビジネスの可能性に触れる機会になることを目指している。さらにセカンドキャリアやデュアルキャリア(人生や生涯の一つつの軸を「キャリア」と捉え、そこにアスリートとしての「キャリア」というもう一つの軸を加えた「二重性」を示す概念)につながるネットワーク構築の支援も目的としている。
同社は主にサッカーの移籍やキャリア形成をサポートするエージェント業務を行ってきたが、今後はサッカーの枠を超えて他のスポーツや文化、芸能などエンターテインメント界にもエージェントスタイルを拡大し、新たな事業の創出を目指したいとしている。
23年には新たにベースボール部門を立ち上げ、元阪神、ロッテの鳥谷敬氏が「Baseball division Executive director」として参画。球界における鳥谷氏の豊富な経験と知識を生かしながら、同部門がプロ野球選手のマネジメント業務を行い、さらにセカンドキャリアや資産管理面を中心としたプロアスリートが抱える諸問題の解決にも取り組んでいる。




