柏の日本代表DF古賀太陽、“ヤスダグループ騒動”にも不動「なるようになるって感じ」Sランス戦VS伊東純也を心待ち
J1柏の日本代表DF古賀太陽(26)が28日、柏市内でフランス2部リーグのスタッド・ランスとの親善試合(30日、三協F柏)に向けた練習前に取材に応じた。同試合を主催する「ヤスダグループ」は、興行主管だったJ1神戸とスペイン1部バルセロナとの親善試合(27日)を前に“中止騒動”を起こしていたが、古賀は「なるようになるって感じでした」と苦笑いで騒動当時の心境を明かした。
前代未聞の事態も、心は不動だった。24日未明、ヤスダグループの契約不履行を理由にバルセロナ側が試合中止を勧告。神戸の会長で楽天グループ創業者の三木谷浩史氏が交渉を進め、25日に急転直下で予定通りの開催が決まった。
同社主催のスタッド・ランス戦を控える古賀の耳にも一連の騒動は入っていたが「なるようになるって感じでした。開催されたらいいねっていう感覚で。そこは大きく気にしてはなかったですし、開催されるだろうってことは選手間でも話はしてました」と冷静に振り返った。クラブ関係者によると、スタッド・ランス戦についてはヤスダグループともコンタクトが取れており、予定通り開催される見込みだという。
スタッド・ランスにはMF伊東純也、MF中村敬斗、DF関根大輝の日本代表選手が所属。その中でも伊東は古賀にとって、思い出深い先輩だ。プロ1年目の17年から約2年間柏でプレー。ちょうど伊東がA代表入りを果たした時期でもあり「国内ではちょっと抜け出てた」と述懐。紅白戦で対峙(たいじ)した機会もあり「純也くんとマッチアップし続けると、自分の評価をあげられないなっていうのはあった」と冗談っぽく話した。
その上で「ルーキーイヤーに対峙(たいじ)できたのはすごく貴重だった」と当時の経験が今に生きている。約7年が経過し、古賀は直近の東アジアE-1選手権で日本代表入り。チームも開幕から上位をキープし、現在リーグ3位と好調だ。「純也くんの中で僕の記憶も、当時のままで止まってると思いますし、そこは成長したなって思ってもらえるようなパフォーマンスはしたい。あとは単純にレイソル強いなっていうふうに思わせたいですね」と意気込んだ。





