東アジアE-1選手権(7日~16日)に臨むサッカー男子日本代表は、8日に初戦の香港戦を迎える。今回のメンバーは海外組がゼロ。国内組にとって、来年の北中米W杯本大会に向けた絶好のアピールの場だ。
才能あふれるセカンドストライカーが、ついに日の丸を背負う。念願のA代表に初招集された神戸の宮代大聖(25)は「この2、3試合は自分にとっても非常に大事」と定着へアピールを狙う。
三笘、板倉、田中碧、高井らを輩出し、代表のトレンドとなっている川崎ユース出身。24年の神戸移籍が頭角を現すきっかけとなった。昨季は自身初のリーグ2桁得点となる11得点を挙げると、今季もすでに8得点とキャリアハイペース。「とにかく自分の結果も出たし、チームとしても去年二つのタイトルを取れた。試合に出続けられたという面でも自信につながった」と良い意味で余裕が出てきた。
得点への感覚も研ぎ澄まされている。「徐々にだけど、今年は特にゴール前でのスペースの作り方が非常に良くなっている」。神戸で見せるゴール前での冷静さを見せれば、代表でもおのずとゴールが生まれるはずだ。