決勝ゴールのエリキが笑顔「勝ち点6ぐらいの価値がある」お膳立ての宮代、佐々木に感謝

 「明治安田J1、神戸1-0広島」(2日、ノエビアスタジアム神戸)

 未消化分の第5節が行われた。リーグ4位・神戸は同5位の広島との上位対決を制し、勝ち点40で3位に浮上。首位・鹿島、2位・柏との勝ち点差を1に縮め、首位奪取を射程圏に捉えた。

 立ち上がりは広島に主導権を握られたが、試合中盤から徐々に反撃を強めた。前半31分にはDF山川が縦にパスを通し、間髪入れずにFW佐々木がFW宮代へつないだ。宮代が鮮やかな反転シュートをゴール左に打ったが、日本代表GK大迫の好セーブに阻まれた。

 その後も大迫の好守になかなかネットを揺らせなかったが、後半は神戸が圧倒。後半21分に宮代がエリア手前からゴール右の佐々木に送ると、MFエリキへ折り返しのパスでつなぎ、頭で押し込んで値千金の先制点を奪った。

 試合を決めたエリキは「勝たなきゃいけない大事な試合で、吉田監督が選手にやることを落とし込んでくれて迷うことなく試合に入り、プランを遂行できた。簡単な試合ではなかったけど、本当に勝ち点6ぐらいの価値がある勝利だったと思う」と笑顔を見せた。

 大黒柱である大迫、武藤を欠く中で奮闘し、自身のゴールをお膳立てした宮代、佐々木には「(佐々木)大樹、(宮代)大聖が本当にスペクタルなプレーをして、最初から最後まで助け合うプレーができたと思う」と感謝。「決して自分はハイレベルという意味ではないけど、仲間のレベルが高いと自分もつられて良いプレーが生まれていく。前線の選手は特に。チームメートと一緒に高いレベルで良いサッカーが見せられたら」と2人との連係の手応えを語った。

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