北中米W杯まで1年 森保監督が決意の漢字一文字を披露 「われわれは大和魂をもってW杯の舞台に立つ」
サッカー日本代表の森保一監督(56)が26年北中米W杯開幕まで1年を迎えた11日、京都市内の漢検漢字博物館・図書館漢字ミュージアムでのイベントに出席し、「決意の漢字」を書き込んで披露した。
W杯アジア最終予選の最終戦・インドネシア戦での6-0の快勝締めから一夜明け、森保監督はリラックスした表情でイベントに姿を見せた。ただ、筆を握ると「緊張するなあ」と一転。丁寧に「和」という文字をしたためた。自身の名前である「一」も候補にあったという中、選んだ理由について思いをこう語った。
「W杯で目標となるところは勝利を目指すところだと思いますけど、それと同時に日本の文化や価値観を表現するところだとも思っています。『和』と書いたのは、われわれは大和魂を持ってW杯の舞台に立つ。チーム作りとしても“和をもって貴しとなす”というところ。選手たちが一人一人自立していて、“和して動ぜず”。選手を見てるときも語りかけていることを書かせていただきました」
1995年にスタートし、今年30周年を迎えた「今年の漢字」。サッカー日本代表が初のW杯出場を決めた1997年には「倒(たおす)」が「今年の漢字」1位に選ばれた。このたび、8大会連続8度目のW杯出場を記念して、日本サッカー協会(JFA)と日本漢字能力検定協会が「全力蹴球プロジェクト」と題したコラボレーション企画をスタート。都内のJFAサッカー文化創造拠点「blue-ing」で「倒」の大書レプリカの特別展示が14日から行われる。




