サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリードが26日に行われる国王杯決勝に出場しないのではとの騒ぎが前日25日を通じて展開された。審判団に対する“抗議キャンペーン”が裏目に出た格好で、ピッチ外での後味の悪い事態収拾となった。
火種となったのはクラブの公式メディア、レアル・マドリードTVが決勝を担当する審判ブルゴス・ゴイコエチェア氏について行った特集。同氏が主審を務めた試合でレアル・マドリードの勝率は64%、一方バルセロナは81%。また同氏は2018年から国際審判ながらUEFAやFIFAは一度も重要な大会に同審判を起用していない、などと伝えていた。
これを受けてゴイコエチェア氏は記者会見を行い「息子が学校へ行き、そこで『お前の父親は泥棒だ』と言われるのは非常に辛いこと。私が唯一教育しようと努めるのは父親は正直で、審判とは何かを彼に伝え、社会がどこへ行こうとしているかそれぞれが熟考して欲しい。私としては非常に痛みを伴うことだというのを知って欲しい」と涙ながらに訴えた。同席した同じく審判のゴンサレス・フエルテス氏は「匿名の人から何のコントロールもない状態で侮辱・脅迫される。我々は歴史を作る。なぜなら我々が耐えているものを今後も引き続き耐えることはないから」と、審判団が今後何らかの対抗措置を講じるとした。
これを受けレアル・マドリードは25日予定されていたアンチェロッティ監督と選手1人の記者会見、決勝会場での前日練習をいずれもキャンセル。「何らかの対策が取られることを求める」とのクラブとしての見解を示した。さらに現地時間の25日午後10時になって、この日2回目の公式発表を出し「我々はファンのために決勝の出場を拒否することは一度も計画していない」と、複数メディアで伝えられていた決勝戦ボイコット説を否定した。